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オンライン食事デリバリーサービスが始まって、ゴーストレストランが登場して来た

「UberEats | ウーバーイーツ」などのオンライン食事デリバリーサービスが登場して来て、アメリカの大都市では、ゴーストレストランという新業態が成長を続けているようです。

東京などの都市部では、既に、オンライン食事デリバリーサービス・ウーバーイーツが事業を開始していて、四角いリュックを背負って自転車を走らせている人を見かけることが多くなったという話も聞きます。

ゴーストレストランとは

Wikipedia は、以下のように説明してくれています。

ゴーストレストランは、電話での注文またはオンラインでの注文に基づいた配達のみで顧客にサービスを提供するフードサービスビジネスです。店舗とダイニングルームを備えたフルサービスのレストランを持たないことにより、ゴーストレストランは安価な不動産を占有することで節約できます。

実店舗を持たずにキッチンだけを用意して、オンライン食事デリバリーサービス、例えばUberEatsなどを利用して飲食物の販売を行う飲食店のことを『ゴーストレストラン』と呼んでいるのだと思います。

 

接客サービスをする飲食店の場合 

飲食店(レストラン・カフェなど)の場合、開業して1年で3分の1が、開業3年では70%が廃業して、10年後でも残っている店は約1割くらいだと言われている厳しい業界です。

新たに飲食店を開店するには、少なくとも数百万円以上、一般的には1000万円以上の開店資金が必要で、開店してからも、最初から黒字経営できるわけではないので、ある程度の運転資金が必要になると言われています。

それに、飲食店はお客さんに来店してもらう商売ですから、店舗立地が重要になります。ですから、自宅兼店舗という選択肢は難しくて、賃貸物件を利用することになります。

賃貸物件を利用すれば家賃が必要で、立地の良い物件だと家賃が高くなって、経営圧迫の要因となります。

 

レストランの新業態、ゴーストレストラン

ゴーストレストランなら店舗立地を気にしなくて良いわけですから、数十万円も投資すれば開業することができます。

営業中の飲食店の店舗の一部を間借りしたり、シェアキッチンを利用できれば、調理器具などを準備する必要もありません。

デリバリー(出前)専門ですから、接客スタッフは必要ありません。そのデリバリーも、オンライン食事デリバリーサービスを利用すれば、受注・配達・集金をしてくれます。

調理技術にある程度の自信を持っていれば、まとまった出店資金を用意しなくても簡単に出店できて、人件費と固定費を抑えて低コストで飲食店を経営できるわけですから、経営の自由度がものすごく高くなるレストランの新業態、それがゴーストレストランだと筆者は理解しています。

 

その昔、ビジネス街のレストランや喫茶店では

20世紀後半の日本、都会のビジネス街の飲食店の多くは、売上の3分の1~半分くらいを出前で稼いでいたのだと思います。

その後、低価格のファーストフードレストランやコンビニ弁当、それに低価格の弁当配達などに需要の大半を奪われて、出前で稼げなくなって行きました。

出前注文が少なければ、出前スタッフを常時確保して置くと高コストになってしまいます。ですから、出前をやめるという選択をしたレストラン・喫茶店が多かったと推測しています。

オンライン食事デリバリーサービスが登場して来て、出前スタッフを常時確保する必要が無くなれば、ビジネス街のレストランや喫茶店は、20世紀後半の頃のように、出前ビジネスで稼ぐことができるようになるかもしれません。

ということで、喫茶店許可を取得して、ゴーストカフェビジネス(コーヒーの出前ビジネス)に挑戦してみたいと考えている筆者である年老いた珈琲豆焙煎屋の今日この頃です。