コーヒー豆自家焙煎店探索(下書き)

インターネットでコーヒー豆自家焙煎店に関する情報やコーヒーロースターの情報などを収集して、それを記録しています。

焙煎コーヒー豆業務需要とカプセルコーヒーの相性

焙煎コーヒー豆の業務需要とは、喫茶店・カフェ・レストランなどで使う焙煎コーヒー豆の需要や街中のオフィス・美容室・ショルームなどで使う焙煎コーヒー豆の需要を指す用語だと理解しています。そして、その焙煎コーヒー豆の業務需要に対応しているのが、焙煎コーヒー豆業務卸と呼んでいる業態です。

 

焙煎コーヒー豆業務卸ビジネスでは、今も昔も、コーヒーミル(粉砕機)やコーヒーマシーン・コーヒーサイフォンなどの抽出器具を無料レンタルする付帯サービスが当たり前となっています。付帯サービスを提供できなければ、基本的に焙煎コーヒー豆業務卸ビジネスは成り立ちません。(付帯サービスにも色々あると思いますが・・・)

 

ちなみに、エカワ珈琲店は、零細生業パパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店ですから、その類の(備品を無料で貸与する)付帯サービスを提供する能力がありません。ですから、焙煎コーヒー豆の業務需要にも家庭需要にも小売販売のみで対応していて、気の向いたときに気の向く量の焙煎コーヒー豆を購入して頂くという、昔ながらの焙煎コーヒー豆小売ビジネスに専念しています。

 

焙煎コーヒー豆を自前で配達できなくて、コーヒーミルや抽出器具を無料レンタルする付帯サービスもできないわけですから、ほぼ焙煎コーヒー豆の家庭需要だけで食べています。そのような訳で、焙煎コーヒー豆業務需要の分野を、第三者的に観察することができます。

焙煎コーヒー豆業務需要の分野を第三者的に観察していると、ネスレ日本の業務需要向けマーケティングがひと際目立っているように感じられます。

 

ネスレ(orネスカフェ)と言えばインスタントコーヒーというイメージが強いのですが、ネスレ日本の通販 サイトを訪問すると、ネスレ日本=総合珈琲企業(or食品企業)であることが理解できます。

2010年代に入ってからのネスレ日本は、インスタントコーヒーよりもカプセルコーヒーにマーケティング資源を集中させているように感じられます。

 

ネスレ日本の業務需要向けマーケティングの特徴は、カプセルコーヒー専用マシーンが無料で使えるサービスです。カプセルコーヒーには、焙煎コーヒー豆を粉砕した焙煎コーヒー粉が封入されているわけですから、焙煎コーヒー豆業務卸会社が供給するレギュラーコーヒーに十分対抗できます。

ネスレの業務向けカプセルコーヒーは、コーヒー1杯分の焙煎コーヒー粉をカプセル内に封入して劣化を抑えていて、それに加えて、作り置きでは無くて淹れたてコーヒーを消費者に提供できるという利点を持っています。

 

「簡単にコーヒーを淹れることができて、焙煎コーヒー粉の保存による品質劣化が少なくて、価格もリーズナブル」という3つの条件を備えているわけですから、今後、焙煎コーヒー豆業務需要に占めるカプセルコーヒーの比率が増えて行く可能性が高いように感じられます。

焙煎コーヒー豆業務需要のうち、オフィスコーヒーやレストランなどの飲食施設での需要については、カプセルコーヒーとの相性が良いように感じられます。 

 

ネスレ日本のカプセルコーヒー業務向けサービスは、職場(オフィス)向けサービスがお馴染みのネスカフェアンバサダーで、それよりも知名度が低いようですが、飲食店舗専用のサービスも用意されていて有名オーナーシェフの店も利用しているようです。

詳しくは、江川珈琲店のブログ内の案内記事を経由して、ネスレ通販オンラインショップを訪問して詳細を確認してください。

 

何れも、ネスレのカプセルコーヒーを定期購入すれば、専用のコーヒーマシーンを無料でレンタルするシステムになっています。

オフィスコーヒーサービスでは、ネスカフェアンバサダーが不動の地位を確保しています。カプセルコーヒーを使えば淹れたてコーヒーの提供が簡単になるという利点があるわけですから、今後、レストランを含む飲食施設へもカプセルコーヒーが浸透して行くのだろうと推測しています。

 

ちなみに、家庭にも、カプセルコーヒーの定期購入を契約すれば、専用マシーンを無料でレンタルしてくれます。この家庭向けサービスも、順調に推移しているようです。

エカワ珈琲店が運営管理するブログやサイトに、ネスレのカプセルコーヒー定期購入のアフリエイト広告を貼り付けているのですが、そのアフリエイト広告経由で毎月コンスタントに商品が売れているようですから・・・。 

 

北米大陸では、ネスレのカプセルコーヒー専用マシーンを利用する互換カプセルコーヒー製造ビジネスが注目されています。そして、その互換カプセルコーヒーの製造は、小規模なコーヒー豆自家焙煎店でも、空のカプセルを購入して簡単な道具を使えば可能のようです。