日本資本の大手珈琲会社は?というクイズには、年老いた珈琲豆焙煎屋世代の珈琲関係者なら、キーコーヒーかUCCコーヒーと回答すると思います。
前者のキーコーヒーは東京を本拠地とする東証一部上場企業で、後者のUCCコーヒーは神戸を本拠とする非上場の珈琲会社です。
しかし、UCCコーヒーの場合、東証一部上場企業ユニカフェなどを傘下にしています。
キーコーヒーもUCCコーヒーも、その始まりは、生産地から輸入したコーヒー豆を焙煎して、焙煎したコーヒー豆を、喫茶店やレストラン、ホテル・旅館などに配達する焙煎コーヒー豆業務卸からですから、2021年の現在でも、焙煎コーヒー豆業務卸に依存する割合が高い珈琲会社だと思います。
2020年、新型コロナウィルス感染症禍の影響で、その焙煎コーヒー豆業務卸事業は、必然的に大きく落ち込んでいると思います。
一方、家庭用焙煎コーヒー豆需要は、テレワークが外食機会の減少などの影響で、若干増加しているという話が聞こえてきます。
大手珈琲会社も、昨今、焙煎コーヒーの家庭需要をターゲットとする商品開発に力を注いでいるのかもしれません。
バラエティーに富んだ新商品が、コーヒー消費市場に登場して来ます。
もうすぐ、バレンタインデーがやって来ます。
そのバレンタインデーに向けて、UCCコーヒーとキーコーヒーは、バレンタインデーに配られるチョコレートとの相性を考えたコーヒーを提案しているようです。
UCCコーヒーは、カプセル式ドリップコーヒーとチョコレートの詰め合わせセット商品『CAFE@HOMEバレンタインギフト(レガロ)』を、自社のショッピングサイト限定で税込4500円で売り出しています。(2月24日までの期間限定で予約販売)
キーコーヒーは、チョコレートと一緒に贈りたい季節限定コーヒー『バレンタインデーブレンド』を、2021年1月15日(金曜日)より、全国に展開しているキーコーヒーの直営ショップ(58店舗)で販売しています。(2月14日までの期間限定)
『バレンタインデーブレンド』は、チョコレートとのマリアージュ(相性)を考えてブレンドした2種類の季節限定のコーヒーとのことです。
UCCの商品も、キーコーヒーの商品も、アマゾンでは販売されていません。ですから、バレンタインデーとは関係の無いUCCコーヒーとキーコーヒの商品を貼り付けて置きました。
ついでに、和歌山市のエカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆も・・・。もともと、コーヒーとチョコレートは、一緒に飲んだり食べたりしても相性は悪いことが無いと思いますから。