すかいらーくホールディングが、ファミリーレストランの「ガスト」と「ジョナサン」の店舗を、2021年の年末までに首都圏を中心にして約200店舗閉店する予定というニュースが流れています。雇用は維持するとのことです。
新型コロナウィルス感染症禍の影響が甚大で、今後も、アフターコロナ以前並みに回復するのは難しいと経営陣が判断した結果ということです。
採算のとれない店舗の閉鎖と並行して、メニューの削減などの対策も講じるようです。
一方、ファーストフードレストランのマクドナルドは、2020年1月~9月に、売上高は前年同期と比べて1.8%増加して、純利益は21.0%増加したと発表しています。
新型コロナウィルス感染症禍の影響で来店客数は減少したそうですが、ドライブスルーや宅配は好調だった結果だと報じられています。
ちなみに、マクドナルドですが、全店舗2900店のうち、1400店舗が宅配に対応していて、今後も、積極的に宅配対応店舗を増やして行くとのことです。
新型コロナウィルス感染症禍は、チェーン店・独立店を問わず、店舗集客のビジネスモデルを採用している外食店舗に大打撃を与えています。
6月~10月にかけて、客足が持ち直して来ていたようですが、アフターコロナ以前まで回復するのは難しかったのかもしれません。
それに、新型コロナウィルス対策の実施は必須事項になっていて、その経費は持ち出しになっています。対策を理由にして、飲食代金を値上げできるような状況では無いわけですから。
しかし、集客中心の商売をしている店でも、個人店の場合、客足がアフターコロナ以前にまで回復している店もあります。とんかつ屋の悲劇に登場するタイプの店には、常連客が戻って来ています。