お持ち帰りが好調な牛丼の吉野家ですが、それでも、新型コロナウィルスに起因するマイナス影響を受けているようです。
吉野家グループ全体で、2020年3月~2020年5月の3か月間の決算が約40億円の赤字となったと報じられています。
新型コロナウィルス感染症に伴うマイナス影響をできるだけ少なくするためなのだと推測するのですが、国内外に3300ある店舗のうち150店舗を閉店するとも報じられています。
その内訳は、牛丼の吉野家が国内40店と海外50店を閉店、うどんチェーンのはなまるが国内外の30店を閉店、すしチェーンの京樽が国内の30店を閉店となっているようです。
おそらく、喫茶店チェーンを含めて外食チェーンの全てが、新型コロナウィルス感染症のマイナス影響を受けているのだと思います。
新型コロナウィルス感染症を抑え込まない限り、新型コロナウィルス感染症と付き合って行かなければならない限り、喫茶店チェーンを含めた全ての外食チェーンは、店舗数を削減して行くことになると年老いた珈琲豆焙煎屋は想像しています。
牛丼の吉野家、うどんのはなまる、お寿司の京樽と、吉野家グループの外食チェーン業態は、大人数の会食・飲食をターゲットとする業態ではなくて、おひとり様や家族の外食をターゲットとする業態が中心となっています。
ですから、外食チェーンの中では、新型コロナウィルス感染症に伴うマイナス影響は少ない方だと思ってました。
その吉野家グループでも店舗数の削減に向かうのですから・・・。
おそらく、新型コロナウィルス感染症の影響で、これまでの外食チェーン・飲食チェーンの繁盛ビジネスモデル(行列のできる店)が通用しなくなっているのだと思います。
もしかしたら、行列のできるビジネスモデルと一番遠いところで生存している個人経営の飲食店・喫茶店の方が、大手・中堅、あるいは中小の外食・飲食チェーンよりも新型コロナウイルス感染症に伴うマイナス影響が小さいのかもしれないと考えている年老いた珈琲豆焙煎屋の今日この頃です。