先日(2020年1月8日)日本経済新聞WEBが、『ミニストップ、コーヒー1杯税別80円に 1割強値下げ』と報じていました。
ミニストップは全国の店舗で販売しているホットコーヒーの価格をこれまでの税別93円から同80円と約14%引き下げて提供を始めた。対象となるのは同社のブランド「ミニストップ カフェ」で提供しているセルフ式のコーヒー「ホットコーヒー Sサイズ」と「アメリカンコーヒー(ホット) Sサイズ」の2種類。価格引き下げにより、消費者の来店頻度の向上をねらう。
日本経済新聞、2020年1月8日
コンビニコーヒーはファーストウェーブコーヒー
セルフサービスでコーヒーを淹れるコンビニコーヒーですが、ファーストウェーブコーヒー、セカンドウェーブコーヒー、サードウェーブコーヒーの3つのコーヒーの波で分別すると、ファーストウェーブコーヒーに分類されるコーヒーだと年老いた珈琲豆焙煎屋は解釈しています。
もちろん、ファーストウェーブコーヒー、セカンドウェーブコーヒー、サードウェーブコーヒーというコーヒーの波の分別方法は、アメリカ合衆国でのコーヒーの波分別方法で、日本の珈琲産業にそのまま当てはめるのには無理があるのかもしれませんが。
コンビニコーヒーの価格
コンビニコーヒーの先頭を走っているのは、セブンイレブンの淹れたてコーヒーだと思います。その後ろを、ファミリーマートとローソンの淹れたてコーヒーが追いかけているのがコンビニコーヒーの構図だと考えています。
コンビニ四番手のミニストップは、ちょっとブランドの力が劣っているような気がします。
ファーストウェーブコーヒーの世界では、ある程度、価格競争が成り立つコーヒーの世界だと思います。だとすると、淹れたてコーヒーの値下げは理に適っているのかもしれません。
淹れたてコーヒーが販促商品に
ミニストップが、淹れたてコーヒーを値下げする目的は、店舗への来店客数を増加させることだと報じられています。
コーヒーは毎日購入する人が多く、購入が習慣化されやすいことから、手ごろな価格にすることで来店頻度を高めるねらい。品質や量は従来の価格と同じ。おにぎりや菓子パンなどのコーヒーと一緒に購入されることが多い商品も充実させ、客単価の向上をねらう。価格引き下げは全国のミニストップの店舗で6日から実施した。
日本経済新聞、2020年1月8日
アメリカ合衆国のスーパーマーケットなどでは、手渡しで販売している淹れたてコーヒーを販促商品に使っているという話を聞きます。
その波が日本に及んで来たということは、日本でも、相当に焙煎コーヒー豆で淹れたコーヒーが普及して来ているのだと推察できます。
年老いた珈琲豆焙煎屋の独白
2010年代の中頃、アメリカ合衆国のスーパーマーケットが、サードウェーブコーヒーに属する珈琲豆焙煎屋さんの焙煎コーヒー豆で淹れたコーヒーを格安で提供する販促をしているという記事を英文ニュースサイトが報じていました。
その記事を翻訳機能を使って読んでいる時、それほど遠くない将来、日本でも自家焙煎コーヒー店の焙煎コーヒー豆で淹れたコーヒーを販促に使うようになるかもしれないと考えたことがあります。そして、その時に、年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦が営むエカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆を使ってもらえるだろうかとも考えた記憶があります。
ということで、この記事とはほとんど関係がありませんが、アマゾンで販売しているエカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆(お試しセットとランランセット)を紹介させて頂きます。