２０１７年の日本のコーヒー市場規模は、消費者購入ベースで２兆９０００億円に達した模様で、好況を謳歌しているようです。
焙煎したコーヒー豆(orレギュラーコーヒー)、ドリップコーヒー、ペットボトルや紙パックで売られているコーヒーなど、コーヒーの家庭内消費が順調に伸びているのに加えて、コンビニコーヒーや自動販売機など家庭外チャンネルの販売量も増えているのだと推測しています。
僅かでも経済が成長していて人手不足の傾向にあるわけですから、今後、喫茶店チェーンやレストランチェーンでのコーヒー消費も順調に推移して行くだろうと推測しています。
昭和の喫茶店全盛期のコーヒー消費は、午前中が中心でした。 アメリカでは、コーヒーの家庭外消費の大半は午前中だと言われています。おそらく、日本でも、今後、コーヒー消費は午前中の方向に進んで行くのだと推測しています。基本的に、コーヒーは朝の飲み物なのだと思います。
喫茶店・飲食店向けレギュラーコーヒー豆の業務卸ですが、小規模な喫茶店・飲食店の店舗数は減少して行く可能性が高いわけですから、それに、その需要が「煎りたて、新鮮な焙煎コーヒー豆」に向かって行く可能性が高いわけですから、今後の伸びは期待できないだろうと推測しています。
作り置きコーヒーが、淹れたてコーヒーに香味で勝てるはずが無いので、従来型のオフィスコーヒーサービスは、コンビニコーヒーや自動販売機のコーヒーに需要を奪われて行くだろうと推測しています。
若い人たちの間では、プレミアムなコーヒー、特定の農園で収穫されるスペシャリテイーコーヒー、煎りたて新鮮な自家焙煎コーヒーなど、こだわりのコーヒーに対する注目度が高くなっています。世界的な傾向ですから、この分野(自家焙煎珈琲店)のコーヒーに対する需要は着実に増えて行くはずだと考えています。
