北米(アメリカ、カナダ)のコーヒー豆焙煎屋が、オンラインを通じて販売しているスペシャリティーコーヒーの価格を定期調査しているSpecialty Coffee Retail Price Indexによると、最低価格は横ばいですが、最高価格は約8%上昇しています。
(Specialty Coffee Retail Price Indexより引用)
エカワ珈琲店は、最高価格クラスのスペシャリティーコーヒーを取り扱う能力を持っていないので、最低価格クラスかそれよりも少し高い価格のスペシャリティーコーヒーを取り扱っています。
エカワ珈琲店の場合、和歌山市という地方の町で商売を営んでいて、自家焙煎コーヒー豆小売販売で約30年の歴史を持っていて、お客さんの大半が常連のお客さんで、それに常連のお客さんの年齢層の関係もあって、あまりにも高級な商品は売れません。
ということで、あまりにも高級なスペシャリティーコーヒーは、取り扱っても赤字になってしまいます。
しかし、コンテストで入賞するクラスのスペシャリティーコーヒー生豆を生産できれば、高額で販売できるということで、コーヒー生豆生産国のスペシャリティーコーヒーへの関心は、毎年、毎年、高くなっているようです。
研究・努力すれば、それが収入増加という形で報われるということになると、生産農家の意識も大幅に変化するのだと思います。
例えば、経済成長真っ只中のインドネシアのジャワ島です。
ロブスタ種を栽培生産している生産農家の団体が、アラビカ種栽培の研究をしているという話や、自分たちで焙煎工場を作って、コーヒー生豆という形ではなくて焙煎したコーヒー豆という形で出荷するというような話も流れているようです。