コーヒー豆自家焙煎店探索(下書き)

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頂上への競争という新しい競争が始まっています

自家焙煎コーヒー豆小売商売を開始して約30年、コーヒー業界の熾烈な競争の片隅で、エカワ珈琲店は何とか生き残っています。

エカワ珈琲店ですが、大手・中堅コーヒー企業が仕掛ける熾烈な競争に飲み込まれて、何回も何回も惨めな体験を味わってきました。

 

簡単に表現すると、日本のコーヒー業界の熾烈な競争とは、販売用の棚(商品棚)を奪い合う競争です。

日本のコーヒー業界は、様々な手段を用いて販売用の棚(商品棚)を奪い合う競争をして来たのだと思います。

 

 

その販売用の棚(商品棚)を数多く占有しているのが、大手と呼ばれるコーヒー企業なのだと思います。

そして、棚を奪い取って維持して行くには膨大なエネルギーが必要ですから、小規模零細の珈琲屋であるエカワ珈琲店など、大手・中堅コーヒー企業に弾き飛ばされるのは自然の道理なのだと思います。

 

出版業界には商品棚(本を販売する棚)の奪い合いが存在しているかもしれませんが、ノンフィクション作家や小説家の世界には、おそらく、販売用の棚(書店の商品棚)を奪い合うという発想を持っていないのだと思います。

フィクションやノンフィクションの作家は、他の作家の作品を紹介したり、引用したりしているわけですから、熾烈な競争が存在しないのは当たり前なのかもしれません。

 

書店のベストセラー本を置いてある棚には、そのベストセラー本に関係する様々な本が並べられています。

アマゾンで本を購入すると、その本と関係があるかもしれない幾つかの本を自動的に紹介してくれます。

 

作家や本の世界では、お互いにお互いの作品を紹介したり、引用したり、批評したり、関連を強調することで、お互いにお互いを高めあう頂上への競争が存在しているのかもしれません。

競争相手を叩き潰すゼロサムゲームではなくて、お客さんの都合に合わせた無限大の世界でゲームをしているのだと思います。

 

お客さんの都合を無視して、競争相手を手段を選ばずに叩き潰して販売棚(商品棚)を独占するというゼロサムゲームの世界で商売をしていると、気がつくと、ゼロサムゲームの世界が縮小していたということも有り得るのだと思います。

オンラインでつながっているならば、オンラインの中には無限大の商品棚が存在しているわけですから。

 

参考までに、小規模な珈琲豆焙煎屋の世界では、お互いにお互いを高めあう頂上への競争の時代に突入しています。

小規模な珈琲屋だけでなくて、中堅クラスの珈琲屋さんでも、頂上への競争という新しい競争をしているところもあるようです。

 

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