先月末(2015年10月30日)、ピーツコーヒー(Peet's Coffee & Tea)が、インテリジェンシア(Intelligentsia)の株式の過半数を取得したようです。
つい最近、スタンプタウンコーヒーを買収したピーツコーヒーですが、今度は、インテリジェンシアコーヒーを買収したと報道(アメリカで)されています。
(WikipediaのIntelligentsiaよりの引用です)
カウンターカルチャー、インテリジェンシア、スタンプタウン、ブルーボトルの4社は、コーヒー第3の波ブームを代表するコーヒー会社です。そのうち、カウンターカルチャー以外の3社は、投資ファンドを通じて資金を調達しています。
そして、投資ファンドから資金調達をしているスタンプタウンとインテリジェンシアは、先月(2015年10月)、相次いでピーツコーヒーに買収されました。
コーヒー第2の波のピーツコーヒーとカリブーコーヒー、コーヒー第3の波のスタンプタウンとインテリジェンシアが、同じヨーロッパ資本の系列に組み入れられたわけです。
アメリカのコーヒー市場ですが、付加価値の高いクラフトコーヒー市場が活況を呈しているのだと思います。
コーヒー企業として成長を続けて行くには、「煎りたて、新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」を販売するクラフトコーヒー市場への進出・ノウハウ取得は、絶対必要条件になって来ているのかもしれません。
ということで、「第一の波」は「第2の波」に、「第2の波」は「第3の波」に触手を伸ばしていて、その反対はあり得ないのだと思います。
理由は、付加価値なのだと思います。
北アメリカで始まって、世界中に広がりつつあるコーヒーの波ですが、日本でこの波に乗れるのは、今のところ、外資系のコーヒー企業とコーヒー豆自家焙煎店、および、コーヒー豆自家焙煎店から出発して規模拡大中の珈琲屋さんだけかもしれないと考え始めているエカワ珈琲店の今日この頃です。
【参考記事】