日本のコーヒー市場ですが、ファーストウェーブコーヒー市場、セカンドウェーブコーヒー市場、サードウェーブコーヒー市場、もう一つの規模の小さなコーヒー市場と、4つの波のコーヒー市場が存在しているのだと、エカワ珈琲店は考えています。
4つの波のコーヒー市場の中で最大規模のコーヒー市場は、ファーストウェーブコーヒー市場なのだと思います。
そのファーストウェーブコーヒー市場が、最近、相当に流動化して来ているのかもしれません。
マーケティング戦略、ブランディング戦略を駆使して、ファーストウェーブコーヒー市場で大攻勢を仕掛けているネスレ日本の営業利益ですが、今年の前半は、前年同期比で1割の増加だったと報道されています。
セルフサービスのコンビニコーヒーは絶好調で、店頭でセルフサービスの淹れたてコーヒーを販売する食品スーパーも登場していて、人気を博していると報道されています。
百貨店やショッピングセンターに出店しているコーヒー豆販売店も、好調を維持しているようです。
アスクルや楽天市場、アマゾン、ヤフーショッピングなどを通じたコーヒー豆の通信販売も好調を維持しているようです。
新聞広告や雑誌広告を通じてのコーヒー豆の通信販売も、好調のようです。
ビジネス施設に設置されている淹れたてコーヒーの自動販売機の前には、休憩時間ともなると行列が出来ていたりします。
ファーストウェーブコーヒー市場のコーヒー需要ですが、流動化していて、相当なスピードで様変わりしているように感じられます。
もしかしたら、日本のファーストウェーブコーヒー市場ですが、寡占化の時代が終了して、分散化の時代に突入しているのかもしれません。
ということで、日本のファーストウェーブコーヒー市場ですが、エカワ珈琲店のような傍観者に言わせると、相当に面白い市場に見えるわけです。
【参考までに】
エカワ珈琲店が直火式の生産用小型(5kg)焙煎機を導入した頃(平成4年の春)、コーヒー豆焙煎の教科書と言えば、田口護さんの「コーヒー豆自家焙煎技術講座」しか無かったわけです。
「コーヒー豆自家焙煎技術講座」、「コーヒーの味わいのコツ」などの内容を整理整頓した本だと伝えられています。
エカワ珈琲店は、この本を購入していませんが、その元となっている本は購入して蔵書しています。