2012年、アメリカンエクスプレスとフェイスブックが主催する小規模ビジネス経営者を対象とするコンテスト「Big Break for Small Business」で優勝したのが、Dutch Monkey Doughnuts/ダッチモンキードーナツです。
Dutch Monkey Doughnuts/ダッチモンキードーナツは、この賞を受賞することで、2万5千ドルの賞金と、大きなチャンスを手にすることができたそうです。
Big Break for Small Business Contest は、インターネットを利用して受賞者を決定している賞で、Dutcr Monkey Doughnuts/ダッチモンキードーナツは、2009年創業の小規模零細のドーナツ屋さんです。
アメリカのスモールビジネスは、ものすごく元気なのだと思います。
アメリカのスモールビジネスは、ビッグビジネス、ラージビジネスと対等に渡り合っているのだと思います。
アメリカでは、スモールビジネスに有利な社会環境や社会制度が整っているのだと思います。
アメリカの大手ドーナツチェーンの業績は芳しくないようですが、独立系の小規模なドーナツ屋さんの業績は上昇傾向を示しているようです。
大手ドーナツチェーンの常連さんは、独立系のドーナツ屋さんでもドーナツを買うけれども、独立系のドーナツ屋さんの常連さんは、大手ドーナツチェーンでドーナツを買わないのだと思います。
そのような傾向が全ての商売分野に拡がりつつあって、その現象が、アメリカのスモールビジネスの活況を後押ししているのかもしれません。
そのような現象ですが、ドーナツの世界だけでなくて、コーヒーの世界にも存在していて、それがサードウェーブコーヒーと呼ばれている現象なのだと思います。
活況を呈しているアメリカのスモールビジネスの特徴の一つに、スモールビジネスの経営者同士、お互いの信頼関係を構築して、お互いに切磋琢磨して行くという傾向があるのかもしれません。
Big Break for Small Business Contest の受賞者の特典の一つに、主催者がその後押しをしてくれるという特典があるようです。
Dutch Monkey Doughnuts/ダッチモンキードーナツのホームページを訪問すると、コーヒーも取り扱っていて、仕入先は、サードウェーブコーヒー系のコーヒー屋さん「カウンターカルチャーコーヒー」となっています。
アメリカでは、スモールビジネスの飲食店経営者や食品店経営者は、スモールビジネスのコーヒー豆焙煎屋さんからコーヒー豆を購入するという傾向があって、それが、アメリカのサードウェーブコーヒー現象を支えているのかもしれません。