コーヒー豆自家焙煎店探索(下書き)

インターネットでコーヒー豆自家焙煎店に関する情報やコーヒーロースターの情報などを収集して、それを記録しています。

値上げの秋、コーヒーも・・・

日本最大のコーヒー企業UCC上島珈琲は、11月から焙煎コーヒー豆の価格を値上げすると発表しています。

もしかしたら、1グラム1円のレギュラーコーヒーが量販店・食品スーパーの商品棚から消えてしまうかもしれません。

 

スターバックス・ジャパンは、2014年10月から、乳製品を使用したコーヒードリンクを、1杯あたり10円~30円値上げすると発表しています。

理由は、より高品質の乳製品を使用することにしたからだと発表しています。

 

日本最大のコーヒー企業UCC上島珈琲は、2014年11月から、家庭用レギュラーコーヒー豆60製品を25%値上げすると発表しています。

業務用についても、2014年11月から納入価格を順次改定していくと、ニュースリリースで発表しています。

 

昨年(2013年)、コーヒー生豆の価格は低水準で推移していて、生産価格は採算割れの状態にあったのですが、今年は、その2倍くらいになっています。また、急激に円安も進行しています。

 

それらが値上げの理由になっているのだと思うのですが、付加価値税的な性格を持つ消費税の税率引き上げも原因しているのかもしれません。

付加価値税的性格を持つ消費税の税率引き上げの影響で、これまでのような無理をできなくなったのかもしれません。

 

コーヒー企業の焙煎コーヒー豆には、工業用、業務用、家庭用の3つのカテゴリーがあるのだと思います。

工業用は、缶コーヒーの製造などに使われる焙煎コーヒー豆だと思います。

業務用は、喫茶店やカフェ、それにホテルなどの飲食施設で使われる焙煎コーヒー豆と、オフィスコーヒーで使われる焙煎コーヒー豆なのだと思います。

家庭用は、食品スーパーや量販店、百貨店で販売されている焙煎コーヒー豆なのだと思います。

 

缶コーヒーの需要は減少しているのだと思います。

業務用についても、従来型の業務用需要は減少を続けています。

家庭用については、需要は比較的に安定しているのだと思います。

 

零細生業パパママ経営の自家焙煎コーヒー豆小売店であるエカワ珈琲店ですが、大手コーヒー企業の焙煎コーヒー豆値上げは、一つのチャンスなのかもしれないと考えています。

エカワ珈琲店だけの問題なのかもしれませんが、商売で四苦八苦している理由は、大手コーヒー企業との見た目の価格差が原因している部分が大きいのだと考えています。

 

エカワ珈琲店のターゲットは、家庭用と業務用の焙煎コーヒー豆市場のお客様です。

そして、その市場で、大量生産・大量消費の焙煎コーヒー豆とは異なっている、少量生産・少量消費の焙煎コーヒー豆を提供することで、細々とですが、生き残っています。

 

大手のコーヒー企業が、今回の値上げ発表のとおり焙煎コーヒー豆を値上げするとしたら、エカワ珈琲店の少量生産・少量消費の焙煎コーヒー豆と、大手コーヒー企業の大量生産・大量消費の焙煎コーヒー豆との見た目の価格差が、ほぼ解消することになります。

エカワ珈琲店はパパママ店で、基本的にはローカル商売ですから、販売経費をそれほど必要とはしません。

 

エカワ珈琲店は、少量生産・少量消費という強みを持っています。

それに加えて、大手コーヒー企業との見た目の価格差が解消するとしたら、少しは将来に展望が開けてくるのかもしれません。

 

ということで、生涯現役で、頑張れるところまで頑張ろうと考えているエカワ珈琲店の今日この頃です。