2015年3月2日、ネスレ日本が缶コーヒーの販売から撤退するというニュースが流れました。
3月の末までに、街の自動販売機とコンビニから、ネスカフェブランドの缶コーヒーが消えることになります。
コーヒーブランドで知られるネスレ日本が、自動販売機とコンビニでの缶コーヒー事業から撤退する。同社はこれまで、大塚製薬グループの自販機で「ネスカフェ ゴールドブレンド」など5種類を販売してきたが、3月末で缶コーヒーの生産を終了する。
エカワ珈琲店が、まだ喫茶店を営んでいた頃、少しでも喫茶店の売上減少をカバーできればということで、飲料の自動販売機を設置していた時期があります。
30年くらい前の話ですが、1日あたりの粗利益が1000円くらいで、自動販売機に付属の空き缶入れは公共のゴミ箱という状態で、自動販売機のリース料金や電気料金も相当なものだったのを覚えています。
数年くらい設置していたのですが、ほとんど利益のでない状態で、公共のゴミ箱掃除も大変で、最終的につり銭詐欺に引っかかってしまって、馬鹿馬鹿しいので撤去した記憶があります。
現在でも、時々、「自動販売機を設置しませんか」と営業に来てくれるのですが、もう二度と設置する気持ちはありません。
缶コーヒー市場は、ほぼ日本だけに存在する市場なのかもしれません。
アメリカで缶コーヒーが普及しているという話を聞いたことも、読んだこともありません。
グローバル経済の時代ですから、ネスレ日本の缶コーヒーからの撤退は時代の流れなのかもしれません。