フィリッピンのマニラ市に位置する巨大なショッピングモール、SM Megamall (SMメガモール)に最近オープンした喫茶店、new Akiba Caféが、フィリッピンのマスコミの注目を得ています。
何故、注目されているかというと、日本文化の2つの要素を融合することで、素晴らしい喫茶店を作り上げているからだと伝えられています。
その2つの要素とは、日本の科学技術力と日本の美意識です。
喫茶店の店名は、日本の東京の有名な電気の街、秋葉原から来ています。
秋葉原の短縮版であるSMメガモールの電気街に出店して、ハイテクでおしゃれな喫茶店を演出しています。
喫茶店で使っているコーヒー豆は、日本で焙煎加工したコーヒー豆です。
もちろん、日本人好みに焙煎加工されたコーヒー豆です。
喫茶店を経営する2人の兄弟は、そのコーヒー豆を使って、コーヒーアメリカーノ、トーキョーカプチーノ、キョウトマキアートというメニュー名で、伝統的なコーヒードリンク提供しています。
そして、日本の美意識の観点から、それらのコーヒードリンクのストーリーを作っています。
日本のお茶の儀式は有名ですが、そのような日本独特の美意識を上手く取り入れています。
彼らの作るラテアート、ミルクのアワで描く繊細な葉の模様は、マニラのコーヒー業界での注目の的となっています。
以上、WORLD COFFEE NEWSからの引用です。
この記事を読んでいて、日本で焙煎加工したコーヒー豆が、南の国フィリッピンに輸出されているのに驚いてしまいました。
おそらく、大手・中堅のコーヒー企業がオートメーション化された焙煎工場で焙煎加工したコーヒー豆ではなくて、小規模なコーヒー屋さんが手作業で焙煎加工したコーヒー豆を使っているのだと思います。
焙煎コーヒー豆の香味は、焙煎環境に大きく影響を受けるわけですから、焙煎する地域、焙煎したコーヒー屋さんによって異なります。
日本のどこかの小さなコーヒー屋さんの焙煎したコーヒー豆の香味を、フィリッピンにて焙煎加工しても、完全に再現することは不可能です。
フィリッピン独自の香味のコーヒー豆が出来上がるだけです。
ということは、日本の小規模なコーヒー屋の販路は、日本国内だけとは限らない可能性もあります。
でも、反対に、日本以外(外国)の小規模なコーヒー屋さんの販路としてのコーヒー市場が、ここ日本に存在している可能性もあるのだと思います。
【ネタ元】
WORLD COFFEE NEWS/Accolades for Akiba Café in Mandaluyong
【※】2011年11月20日に「エカワ珈琲店の出来事/はてなダイアリー」にエントリーした記事を、こちらのプログに移転してきました。
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