スーパーなどで市販されているミルクコーヒーと呼ばれる乳飲料は、牛乳含量が50~60%で、それに脱脂乳、コーヒー抽出液、砂糖、ブドウ糖、香料、カラメルなどが添加された飲み物です。
1970年代の喫茶店で、「ミーコー」と呼ばれ、一世を風靡したドリンクメニュー(ソフトドリンク)が、『ミルクコーヒー』でした。
当時のミルクコーヒーは、別々に温めたミルク(牛乳)とコーヒーを、等量ずつ混ぜ合わせて作っていました。
アイスの場合は、いったん温めたミルクを冷やしておいて、それを冷えたコーヒーと混ぜ合わせて作っていました。
砂糖などの添加物は、最初からミルクコーヒーに添加しておく方法と、お客さんが、完成品に好みの量の砂糖やシロップを添加する方法があったように思います。
その頃、香料(バニラエッセンス)やカラメルなどでフレーバーを付けた『ミルクコーヒー』を提供している店も存在していたと記憶しています。
使用するコーヒー豆は、原則としてブレンドコーヒー豆を使用します。
使用するコーヒー豆の焙煎が深くなればなるほど、ミルクと混ぜると酸味が高くなります。
ですから、ミルクの甘味とその酸味が調和してマイルド感のでる焙煎度合いのコーヒー豆を使用します。(やや深煎り)
日本のミルクコーヒーと同系統のコーヒードリンクは、世界各地に存在しています。
フランスのカフェ・オレ、イタリアのカフェ・カプチーノ、それにアメリカのカフェ・ラテなどが有名です。
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