個人営業の生業店にとって、客層の選択は、死活問題です。
選択を間違えれば、確実に経営が成り立たなくなってしまいます。
特に、常連のお客さんによって経営が支えられている個人経営の喫茶店は、客層の選択を誤れば、間違いなく経営が成り立ちません。
長期間に渡って衰退を続けている喫茶店業界が、そのことを実証しています。
1970年代のブームで喫茶店が増えすぎたため、メニューの多様化と、過剰サービスが当たり前になりました。
その後、1980年代に入り、ファミリーレストランやファーストフードショップとの競合が激化して、喫茶店の衰退が始まりました。
私は、喫茶店業界の衰退は、個人店が企業店と同じ客層を奪いあったからだと考えています。
同じ客層を奪いあえば、個人店が、資本力のある企業店に太刀打ちできるはずがありません。
それが、喫茶店の主たる衰退の原因だと思います。
個人経営の喫茶店は、客層を選ぶべきだと考えます。
波長の合うお客さんだけを相手に、いき長く営業を続けていくのが理想です。
20年・30年と営業を続けていて、結構繁盛している店のほとんどが常連客によって支えられています。
≪参考までに≫
エカワ珈琲店も、客層の選択に悩まされてきました。おそらく、これからも悩まされるのだと思います。
【参考記事】