珈琲ブログ

コーヒー豆自家焙煎店経営歴30年の珈琲屋が、珈琲稼業の世界を案内しています

 

2050年問題対策ではないけれど、スペシャリティーコーヒーよりコモディティーコーヒーの方が好き

 

 

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人類のコーヒー消費量は増え続けています。ですから、コーヒー豆の生産量も増加して行く必要があります。コーヒー豆の消費量が年平均2%増加して行くとすると、2050年までに、現在の生産量を2倍にする必要があるとする予測もあります。

しかし、気候変動などの影響で、2050年頃には、コーヒー豆生産適地が減少している可能性もあるということで、それに対する対策が必要だと、非営利の国際研究機関「ワールドコーヒーリサーチ」が警鐘を鳴らしています。コーヒー豆の2050年問題です。

 

2018年の現在、標高の高い農園で収穫されて、生産者を特定できて、一定の評価基準を満たしているスペシャリティーコーヒーの価格は高騰しているのですが、ニューヨーク商品取引所の取引価格で売買されるコモディティーコーヒーの価格は低迷しています。

標高の高い農園で収穫されるスペシャリティーコーヒーの生産が持続可能な状態にあるとしても、スペシャリティーコーヒーだけで世界中のコーヒー消費量を賄えるはずがありません。

 

コーヒーはスペシャルティーコーヒーだけとなってしまったら、コーヒーはお金持ちだけの飲み物になってしまって、コーヒー産業は壊滅的な打撃を受けます。

世界中で消費されているコーヒー生豆の大半は、標高の低い地域で収穫されるコモディティーコーヒーのはずですから、コモディティーコーヒー生産の持続性は、スペシャリティーコーヒー生産の持続性よりも重要だと思われます。

 

ほろ苦コーヒー派ですから、フルーティーな酸味を持つスペシャリティーコーヒーよりも、穏やかで柔らかな酸味を持つコモディティーコーヒーの方が好きです。

エカワ珈琲店ですが、これまで、コーヒー生豆の仕入先がスペシャリティーコーヒーだけを取り扱っていたので、スペシャリティーコーヒーの焙煎コーヒー豆中心で商売をしてきました。

と言っても、微かな酸味を持つコーヒーが好きなので、わざわざ焙煎で酸味を抑制した焙煎コーヒー豆を作って売っていたわけですが・・・。

   

近年、そのコーヒー生豆仕入先が、コモディティーコーヒーの取り扱いも開始したので、コモディティーコーヒーの焙煎コーヒー豆を売れるようになりました。

コモディティーコーヒーと言っても、スペシャリティーコーヒーブームの影響を受けているので、20年前・30年前のようなハンドピックは必要ありません。綺麗なコーヒー豆が揃っています。

 

 エカワ珈琲店の店主ですが、コーヒー豆の焙煎技術には相当な自信を持っています。これまで蓄積して来たコーヒー豆焙煎に関する知識・経験・技術を駆使すれば、コーヒー豆の香味をある程度自在に制御できると考えています。

そして、これまでの経験から、スペシャリティーコーヒーよりもコモディティーコーヒーの方が、これまで培ってきた焙煎に関する技術・知識・経験を駆使できると考えています。

 

ということで、小売販売する焙煎コーヒー豆ですが、シングルオリジンのスペシャリティーコーヒーの割合を減らして、コモディティーコーヒーの割合を増やして行ければと考えている今日この頃です。

スペシャリティーコーヒーの焙煎コーヒー豆てあっても、焙煎後1か月半くらい経過していれば、劣化した焙煎コーヒー豆に過ぎないわけですから。

 

 エカワ珈琲店の焙煎コーヒー豆は、アマゾンで購入できます。一度、お試しください。