コーヒー豆自家焙煎店探索(下書き)

インターネットでコーヒー豆自家焙煎店に関する情報やコーヒーロースターの情報などを収集して、それを記録しています。

こめだ珈琲店のコーヒー値上げとトーストパン

名古屋市に本拠を置く喫茶店チェーン「こめだ珈琲店」が、今月(2018年6月)1日から主力商品のブレンドコーヒーを20円値上げして440円にしたと報じられています。同時に、サンドウィッチなどの軽食メニューも数十円値上げしたそうです。

エカワ珈琲店(店主は年老いた珈琲豆焙煎屋夫婦)は自家焙煎コーヒー豆小売専門店ですが、「こめだ珈琲店」がコーヒー1杯の価格を値上げしたというニュースは、本当にありがたいニュースだと感じています。できれば、他の有名喫茶店チェーンも値上げしてくれればと考えたりしている今日この頃です。 

 

エカワ珈琲店でそう感じるわけですから、独立系喫茶店の大半の経営者は、このニュースを大歓迎しているのだろうと推測しています。

喫茶店ビジネスの泣き所は、客単価が低いことと、そのビジネスの性格から回転率が悪いことです。

 

スターバックスコーヒー曰く、「喫茶店ビジネスは第3の場所を提供するビジネス」ですから、当然、店の回転率は悪くなるわけで、回転率を良くしようと考えれば喫茶店ビジネスが成り立たなくなってしまいます。

喫茶店ビジネスで収益を増やすには、客単価を上げるしか方法が無いと考えているので、「こめだ珈琲店」の商品値上げは適正な経営努力だと思います。利益が出なくなれば、ビジネスが成り立たなくなってしまいますから。

 

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余談ですが、コーヒーと軽食類の値上げに際して、「単なる値上げでは無くて、商品価値を高めたい」ということで、モーニングサービスのトーストパンを4mm厚くしたと報じられています。

半分に切った分厚いトーストパンのモーニングサービスですが、小生、この分厚いトーストパンを好きではありません。やはり、モーニングサービスのトーストパンは5枚~6枚切りくらいの厚さが良いと考えています。

 

昭和の時代から、繁盛している喫茶店のモーニングサービスには、半分に切った分厚いトーストパンが付いてきます。若い頃(40何年か前、1970年代後半)、何故、半分に切った分厚いトーストパンなのか考えたことがあります。

その結論は、オープントースターは2枚のトーストパンを焼けるのですが、分厚いトーストパンを2枚焼いて半分に切れば4人分のモーニングサービスに対応できるということで効率が良くなるということになった記憶があります。

 

喫茶店チェーンは儲かっていると思いますが、独立系の喫茶店は四苦八苦しているようです。経営の順調さは、下記のようになっていると考えています。

喫茶店チェーン>焙煎コーヒー豆卸売業>独立系の喫茶店