珈琲ブログ

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高倉町珈琲店が繁盛している理由/団塊の世代が喫茶店に帰って来た

 

 

f:id:ekawa:20180522212007p:plain←高倉町珈琲店のホームページより

2018年5月17日放送の「カンブリア宮殿」という経済ドキュメンタリー番組(テレビ東京)で、高倉町珈琲店と創業者である横川 竟 (よこかわ きわむ)さんが取り上げられていました。

横川さんはスカイラークの創業者で、4年前の77歳の時、高倉町珈琲店を創業して、現在(2018年5月)、19店舗を展開しているそうです。

 

主たる客層は、団塊の世代とその前後の世代のようです。エカワ珈琲店の店主も、この世代に属しています。

若い頃、喫茶店に入り浸って、30代・40代・50代の働き盛りでは、喫茶店よりも居心地の良いファミリーレストランをよく利用していた世代です。

 

1985年頃に最大を数えた昭和の喫茶店の店舗数ですが、その後すぐに、店舗数の減少が始まります。

喫茶店需要が減少したのではなくて、より居心地の良いファミリーレストランやファーストフードレストランに喫茶店需要が流れて行ったのだと、コーヒー豆自家焙煎店歴約30年のエカワ珈琲店は考えています。

 

2000年代の中頃、団塊の世代の定年退職が始まると、街の喫茶店に団塊の世代が帰って来ると言われていました。しかし、団塊の世代は喫茶店に帰ってこなかったわけです。その後も、団塊の世代とそれに連なる世代は働き続けていたのが、その理由だと推測しています。

 

現在(2018年)、団塊の世代とそれに連なる世代の恵まれた人たちは、ほぼリタイアしています。その彼ら彼女らの喫茶店需要が、ファミリーレストラン型の喫茶店『高倉町珈琲店』を大繁盛させているようです。

マクドナルドなどのファーストフードレストランでも、団塊の世代とそれに連なる世代の人たち(特に男性)がたむろしています。

 

リタイアしている団塊の世代とそれに連なる世代の人たちは、喫茶店に帰って来ているのだと思います。しかし、個人経営の昔ながらの喫茶店では無くて、喫茶店化したファミリーレストランやファーストフードレストランに帰って来ているのだと思います。

 

3人に1人は65歳以上の高齢者の時代ですから、ファミリーレストランやファーストフードレストランの喫茶店化は、今後、スピードを上げて進行して行くはずです。

そして、団塊の世代とそれに連なる世代は、喫茶店化したファミリーレストランやファーストフードレストランを消費することになるのだと思います。

この世代が、個人経営の昔ながらの喫茶店のサービスに満足するとは、これまでの経験から、どうしても考えることができません。