その昔(30年近く前)、エカワ珈琲店が自家焙煎コーヒー豆の小売販売を開始した頃、コーヒー豆を焙煎するのに学習参考書の学研から発売されていた全自動のコーヒー豆焙煎機を使っていました。
ユーカスという商品名の焙煎機で、焙煎時間が20分~30分くらい、焙煎できるコーヒー生豆の重量は400g~500g、価格は40万円~40数万円だったと記憶しています。
「煎りたてで、香りが良い」ということで、その「ユーカス」で焙煎したコーヒー豆が近隣の事務所の人たちの間で好評を博して、最終的に「ユーカス」を3台購入して、それでも需要に間に合わないということで、富士珈機の5kg直火型のコーヒー豆焙煎機を購入しました。
価格は、据付費用なども含めて150万円くらいで、「ユーカス」3台分とほぼ同じくらいだったと記憶しています。(平成4年頃の話で、現在は、当時の2倍くらいの価格になっているようです)
4年前(2014年)のことになりますが、日本製で電気式・自動制御のコーヒー豆焙煎機はということでネット検索をすると、300万円以上もするコーヒー豆焙煎機と、ダイニチ工業のカフェプロがヒットしました。
ちなみに、楽天市場では、珈琲問屋さんが、79800円という非常に良心的な価格(2018年4月現在)で出品しています。⇒⇒コチラで
ダイニチ工業は新潟市に本社工場を持つ会社で、石油ファンフィーターで知られている会社です。
カフェプロには「焙煎・粉砕・コーヒーメーカー機能付き」と「焙煎機能のみ」の機種がありますが、プロやマニアが購入するのなら「焙煎機能のみ」の機種になるはずです。
煎り上がりに問題は無くて、焙煎後1か月が経過していて、粉砕してからも5日が経過している焙煎コーヒー粉を使って、コーヒーメーカー(カリタ製)で日本酒の醸造に使うのと同レベルの水を使って淹れたコーヒーを試したところ、十分に風味のあるコーヒーが出来上がっていました。
ただし、チャフコレクターが付いていないので、コーヒー豆焙煎で発生するチャフの処理が大変です。あくまでも家庭用のコーヒー豆焙煎機だと思うので、業務用で使うなら、酷使を避けるために2台~3台購入して、焙煎機を休ませながら使う必要があるのかもしれません。