珈琲ブログ

コーヒー豆自家焙煎店経営歴30年の珈琲屋が、珈琲稼業の世界を案内しています

 

焙煎コーヒー粉とコーヒーを淹れるのに使う水の量の比率

 

 

f:id:ekawa:20180303195610p:plain

焙煎コーヒー粉の量とコーヒーを淹れるのに使う水の量との比率ですが、最高で1(焙煎コーヒー粉)対20(使用する水の量)が限度だと考えられています。一般的には、1対14~17くらいがベターだと言われています。

 

実際には、好みの問題やコーヒーの淹れ方、使用するコーヒー器具、ホットコーヒーかアイスコーヒーかなどの要因に基づいて、その比率が変わってきます。しかし、焙煎コーヒー粉の量と使用する水の量の比率は、コーヒー成分と使用する水の量の関係を知る手がかりとなるはずです。比率を変化させればコーヒーの香味も変わるので、その比率を変化させることでコーヒーの香味を調整制御することもできます。

 

「使用する水の量と焙煎コーヒー粉量の比率」と「出来上がったコーヒーの香味のプロファイル」の関係を整理整頓して置くと、コーヒーの香味を調整制御するのに役立つはずです。まず、焙煎コーヒー粉量と使用する水の量の比率が1対15から出発して、自分の淹れ方・味覚に適した比率を探索するのが常道だと考えています。

 

比率で探索するのなら、焙煎コーヒー粉量と使用する水の量の測定単位が同じであることが必要です。水1㏄が1gですから、どちらもグラムを測定単位とするのが合理的だと考えます。グラムで測定するのなら、必要なのは調理用のスケールだけですから。

 

淹れたコーヒーの99%は水ですから、焙煎コーヒー粉量と使用する水の量の比率では、使用する水の量の比率を表す数字の方が大きくなります。ですから、焙煎コーヒー粉量1gに対して15gの水を使用するという形で、1:15というように比率を表現するのが合理的だと考えています。

 

例えば、焙煎コーヒー粉量と使用する水の量が1:15の比率になるように、600㏄の水を使用してコーヒーを淹れるとすれば、焙煎コーヒー粉が何グラム必要になるかという計算方法は、『使用する水の量(600g)÷15=焙煎コーヒー粉(40g)』となります。