コーヒー豆自家焙煎店探索(下書き)

インターネットでコーヒー豆自家焙煎店に関する情報やコーヒーロースターの情報などを収集して、それを記録しています。

良いコーヒーと悪いコーヒー、美味しいコーヒーと不味いコーヒー

『コーヒーには、良いコーヒーと悪いコーヒーがある。良いコーヒーには、美味しいと感じるコーヒーとそれほどでもでも無いと感じるコーヒーがあると思うが、悪いコーヒーには、不味いコーヒーしか無い』

東京のカフェバッハのオーナー、田口護さんが書籍や雑誌に寄稿したり語ったりされている有名な言葉です。

www.ekawacoffee.work

 

 

良いコーヒー、美味しいコーヒー

一般的に、良いコーヒーなら、ブラックコーヒーが好きでなくても、ミルクや砂糖を添加して飲めば美味しく感じられます。また、アレンジコーヒーを作っても飲みやすいアレンジコーヒーが出来上がります。

(1)新しい焙煎コーヒー豆を使って淹れたコーヒー

新しい焙煎コーヒー豆とは、焙煎日から常温保存で3週間~4週間くらいまでの焙煎コーヒー豆だと考えています。

また、焙煎コーヒー豆は、焙煎日からしばらくの期間保存しておいて熟成させる必要があります。

その保存期間ですが、常温保存で、夏場なら2日~3日、冬場なら1週間~10日くらいだと考えています。

焙煎後の熟成が完了している鮮度の良い焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れることが、美味しいコーヒーを淹れるための条件の一つだと思います。

その条件を満たすには、コーヒー豆の焙煎日を特定できる焙煎コーヒー豆の購入が必要だと思います。 

 

(2)挽きたての焙煎コーヒー粉を使って淹れる

焙煎コーヒー豆を粉にすると、粉の粒の大きさ(粉or顆粒)にもよりますが、1日~3日くらいで香り(アロマ)が弱くなってしまいます。

また、焙煎コーヒー豆を粉にすると、酸化スピードが速くなります。

香りと風味の良いコーヒーを楽しむには、挽きたて・淹れたてのコーヒーという条件が必要だと思います。

その条件を満たすには、焙煎コーヒー豆を豆の姿のまま購入する必要があるので、コーヒーミルは必需品です。

 

(3)適正な醸造条件のもとで淹れる

バランスの良いコーヒーを淹れるには、焙煎コーヒー豆粉砕物と水の比率、焙煎コーヒー豆の粉砕サイズ、コーヒーの濃度、コーヒーを淹れる時の水の温度、コーヒーを淹れるのに要する時間などの変数(醸造条件)が適正である必要があります。

適正な醸造条件を知るということは、良いコーヒーを淹れるための重要な条件の一つだと思います。

適正な醸造条件を知っていれば、コーヒーの風味の調整が簡単にできます。

例えば、コーヒーが苦すぎるなら、コーヒー成分が過剰抽出されているので抽出時間を短くする、焙煎コーヒー豆粉砕物のサイズを大きくするなどの調整ができます。

 

【参考】コーヒーを淹れ方については、下のリンク先ページの記事も参考になるかもしれません。

www.ekawacoffee.work

 

(4)品質良好なコーヒー生豆を原料とする焙煎コーヒー豆を使う

一般的に、料理の品質は食材の品質に大きく依存しています。

焙煎コーヒー豆の品質も、原料であるコーヒー豆(orコーヒー生豆)の品質に大きく依存しています。

良いコーヒーの条件として、品質の良いコーヒー生豆を原料として、丁寧に焙煎加工した焙煎コーヒー豆を使って淹れたコーヒーという条件もありだと思います。

 

(5)粉砕サイズが揃っている焙煎コーヒー粉(or顆粒)を使う

コーヒーを淹れるということは、お湯の中にコーヒーオイルやコーヒー化合物を分散させたり溶けさせたりする作業です。

焙煎コーヒー豆粉砕物の粉砕サイズの違いによって、お湯の中に溶けたり分散したりするコーヒーオイルやコーヒー化合物の量や種類が微妙に違ってきます。

その微妙な違いが、コーヒーの風味に影響を与えます。粉砕サイズが揃っていれば、バランスの良い風味のコーヒーが出来上がりますが、粉砕サイズがデコボコならば、コーヒーの風味のバランスが悪くなる可能性が高くなります。

ということで、粉砕サイズが揃っている焙煎コーヒー粉(or顆粒)で淹れるのが、良いコーヒーの条件の一つだと思います。

その問題を解決するには、性能の良いコーヒーミルを用意することです。

 

(6)適正に焙煎されている焙煎コーヒー豆を使う

コーヒー生豆の性質を良く理解して、その性質を巧みに利用して、丁寧に焙煎加工している焙煎コーヒー豆が適正に焙煎されている焙煎コーヒー豆だと考えています。

そして、適正に焙煎されている焙煎コーヒー豆を使ってコーヒーを淹れることも、良いコーヒーの条件の一つだと考えています。

この条件をクリアするのは、簡単です。適正に焙煎されている焙煎コーヒー豆を購入すれば良いわけですから。

 

不味いコーヒーが出来上がる5つの理由と、その理由を修正する方法

誰だって、美味しいコーヒーを楽しみたいと思っています。

しかし、いつもと同じように淹れたはずなのに、不味いコーヒーが出来上がることもあります。

何故、そのようなことが起こるのかと考えてみると、5つの理由が思い当たります。

その5つの理由とは・・・、そして、それを修正する方法は・・・。

 

(1)古い焙煎コーヒー豆を使っている、保管状態の悪い焙煎コーヒー豆を使っている

焙煎が終了して焙煎機から排出されたその時から、焙煎コーヒー豆の品質変化が始まります。

焙煎コーヒー豆のままなら約1か月、粉に粉砕すれば約1週間くらいで風味香味の劣化が目立つようになると言われています。

家庭で美味しいコーヒーを楽しむには、焙煎してからそれほど日にちの経過していない新鮮な焙煎コーヒー豆を豆のまま購入して、乾燥した涼しい場所で密閉容器に入れて保存して、3週間~4週間くらいで使い切るのがベストだと考えています。

 

(2)適切に焙煎されていない焙煎コーヒー豆を使ってしまった

過度に深く焙煎しているコーヒー豆を使って淹れるコーヒーは、異常に苦くて焦げた味がします。

また、過度に浅煎りの焙煎コーヒー豆を使って淹れたコーヒーは、色が薄くて香味もほとんど感じられません。

焙煎コーヒー豆の煎り具合にバラつきのある煎りムラも、不味いコーヒーが出来上がる原因となります。

ある程度の時間を費やして丁寧に焙煎した煎りムラの無い焙煎コーヒー豆、焦げていない焙煎コーヒー豆を、信頼しているコーヒー豆自家焙煎店で購入するのがベストだと思います。 

(3)コーヒーを淹れるのに使った器具が汚れていた

洗浄のしていない汚れたコーヒーメーカーを使ってコーヒーを淹れると、コーヒーメーカーの汚れがコーヒーの香味に悪影響を与える可能性があります。

ハンドドリップでコーヒーを淹れる際も、ドリッパーやサーバーに汚れが付着していて、その汚れがコーヒーの香味に悪影響を与えることもあります。

ですから、コーヒーを淹れるのに使う器具の洗浄は欠かせません。 

(4)淹れたコーヒーを保温器で温めていた

例えば、コーヒーメーカーでコーヒーを淹れて、サーバーに貯まっているコーヒーをコーヒーメーカーの保温プレートで温めて置いた場合、必ず、コーヒーの香味が劣化しています。

『淹れたてのコーヒーを味わう』、それがベストだと思います。

(5)水の品質(水質)が悪かった

淹れたコーヒー(一杯のコーヒー)の99%は水ですから、コーヒーで一番重要な成分は水だと言われています。

そして、水に含まれているミネラル成分は、コーヒーの色や味覚に影響を与えると言われています。

カルキ臭やカビ臭などの異臭のする水を使って淹れるのは、ご法度です。

これまでの経験から、コーヒーを淹れる時に使う水は、自分が飲んで美味しいと思う水を使って淹れるのがベストだと思います。

 

【参考】ちなみに、不味いコーヒーが出来上がる理由については、下のリンク先ページのブログ記事も参考にして頂けます。

www.ekawacoffee.work