コーヒー豆自家焙煎店探索(下書き)

インターネットでコーヒー豆自家焙煎店に関する情報やコーヒーロースターの情報などを収集して、それを記録しています。

ブルーボトルコーヒーがネスレの傘下に入るということは

今年(2017年)の秋、世界最大の食品企業で、世界最大のコーヒー企業でもあるスイスに本拠を置く多国籍業ネスレが、アメリカ西海岸を本拠としていて、アメリカで20数店舗、日本で数店舗を展開するサードウェーブ系コーヒーチェーン「ブルーボトルコーヒー」の株式約68%を約500億円(推定)で購入したというニュースが飛び込んできました。 

coffeehouse.hateblo.jp

 

残りの約32%の株式は、創業者と経営幹部、それに従業員が所有していて、独立したコーヒー企業として現経営陣が経営を続けて行くと報道されています。

2002年創業のブルーボトルコーヒーの歴史は、アメリカ西海岸のオークランドのファーマーズマーケットでコーヒーを売ることから始まったと伝えられています。

 

アメリカのサードウェーブコーヒーブームの立役者と言えば、ブルーボトルコーヒー、スタンプタウンコーヒー、インテリジェンシアコーヒー、カウンターカルチャーコーヒーですが、カウンターカルチャーコーヒー以外は投資ファンドの資金を導入して、最終的に、ヨーロッパ系巨大コーヒー企業の傘下に入ったわけです。 

 

 

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アメリカの新興コーヒー会社は、「煎りたて、新鮮な焙煎コーヒー豆」、「グルメコーヒー」、「ローカルフード」をマーケティングの柱にしていると思うのですが、そのトップランナーともなると、それだけではビジネスが頭打ちになってしまうので、より多くの消費者に受け入れてもらう必要があるのだと思います。

 

そのためには、資金的な問題をクリアーする必要があるのだと思います。

喫茶店を1店舗オープンするのに平均して約1億円必要だということですから、100店舗展開するのに100億円必要になるわけです。

 

ブルーボトルコーヒーが事業展開するスペシャリティーコーヒー(orグルメコーヒー)市場は、北米大陸のコーヒー市場で数パーセントを占めるニッチ市場だと思うのですが、今後、成長が見込める付加価値の高いコーヒー市場なのだと思います。

ドイツ系資本のJABやスイス資本のネスレなどのヨーロッパ系巨大コーヒー企業は、このコーヒーのニッチ市場の成長スピードに興味を持っているのだと推測しています。

 

おそらく、アメリカのコーヒー巨大企業「スターバックスコーヒー」も、今後、このコーヒーのニッチ市場に参入してくることは予想できます。

ブルーボトルコーヒーですが、アメリカ以外では日本でだけ店舗展開していて、ネスレの日本法人ネスレ日本は優良企業ですから、日本でのブルーボトルコーヒーとネスレの動きが面白くなって来るかもしれません。

 

エカワ珈琲店の店主は、ブルーボトルコーヒーのコーヒーを味わったことがありません。

ブルーボトルコーヒーは日本でも数店舗の喫茶店を展開していますが、その店舗は東京に集中しているので、簡単にはブルーボトルコーヒーのコーヒーを味わうことができないわけです。

もしかしたら、今後、関西でも簡単にブルーボトルコーヒーのコーヒーを味わうことができるようになるかもしれません。