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珈琲社会学

独断と偏見による、珈琲と食に関するエカワ珈琲店流の考察

コーヒー豆業務卸、1990年頃と現在(2017年)を比較してみました

ホテルやゴルフ場、大手・中堅の飲食店チェーンや社員食堂請負会社などのコーヒー大口需要家については、取引相手のロースターを入札で決定するのが当たり前ですから、入札に参加する幾つかのロースター(焙煎会社)間で熾烈なあの手この手の顧客争奪戦が繰り広げられます。  

 

 

 画像は、広島県大竹市の「ふるさと納税」の返礼品にリンクしています。

 

喫茶店・カフェ・レストラン向けのコーヒー豆業務卸価格については、1kg1000円前後から3500円くらいまでと幅があるようですが、一般的には、1kg2000円~2500円くらいが相場になっているようです。

以上は、1990年頃の、今から4分の1世紀くらい(約25年)前の話ですが、現在(2017年)でも、状況はそれほど変化していないのだと思います。

 

取引先に対する1990年頃のロースター(焙煎会社)の対応です。

ある程度の需要が見込める取引先に対しては「買ってください、買ってください」でしたが、零細生業パパママ店などの小口取引先だと、「お付き合いさせてもらいます」という感じで対応していたのだと思います。

 

配送サービスについては、配達に便利な場所に立地している小口取引先だと月に2度、配達に不便な場所に立地しているなら月に1度の配送という感じだったように記憶しています。(小口取引先の場合)

大手・中堅ロースターは、小口取引先に興味を示さなくなりはじめていて、その間隙を中小ロースターやコーヒー豆自家焙煎店が埋めていました。

 

ということで、焙煎コーヒー豆の業務卸を取り巻く状況ですが、25年前も現在(2017年)も、それほど大きく変化していないように感じています。

ただし、現在(2017年)は、通信販売や量販店(業務スーパーなど)で業務用コーヒー豆を購入する小口需要家も出て来ているようです。

 

1990年頃のコーヒー生豆価格ですが、キロ当たり300円~500円くらいだったと思います。(コーヒー豆自家焙煎店は、もう少し高い価格で仕入れていました。)

現在(2017年)のコーヒー生豆価格は、その頃の1.5倍~2倍くらいになっていて、スペシャリティーコーヒーと呼ばれているコーヒー生豆だと3倍くらいになっています。(コーヒー豆自家焙煎店は、さらに高い価格で仕入れています。)

 

1990年頃には、入札で取引相手や取引条件・サービスが決まる大口需要家だけでなくて、一般の喫茶店やレストランなどの新規開店でも、相当に熾烈なサービス合戦が繰り広げられていました。

 

店の看板の無償サービス、コーヒーマシーン(コーヒーミルや業務用コーヒーメーカー)の無償サービス、店のテントや厨房機器の無償サービス、焙煎コーヒー豆を1か月~3か月無料で提供するサービスなどが当たり前になっていました。

現在(2017年)でも、ある程度の業務用コーヒー需要が期待できる取引先については、相当なサービス合戦が繰り広げられているわけですから、基本的に、1990年頃と状況はそれほど変化していないのだと思います。

 

20数年前、自家焙煎コーヒー豆小売販売を開始したエカワ珈琲店のターゲットは、家庭とオフィス、それにロースター(焙煎会社)に満足していない業務店(喫茶店・飲食店)でした。

当時(1990年頃)は配達主体の商売をしていたわけですが、今度は、店舗販売と通信販売を主体とした商売で、20数年前と同じターゲットにアプローチしてみるのも面白いと考え始めている今日この頃です。

 

ちなみに、エカワ珈琲店ですが、コーヒーミルの無償貸与などハード面のサービスは無理ですが、煎りたて新鮮な焙煎コーヒー豆の供給やコーヒー淹れ方のレクチャーなどソフト面のサービスについては、ある程度充実しているつもりです。