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珈琲社会学

独断と偏見による、珈琲と食に関するエカワ珈琲店流の考察

家庭の焙煎コーヒー豆需要

コーヒー豆自家焙煎商売

エカワ珈琲店が自家焙煎コーヒー豆の小売販売を始めたのは、1989年の8月でした。

その頃、家庭の焙煎コーヒー豆(orレギュラーコーヒー豆)需要は今後拡大して行くので、自家焙煎コーヒー豆の小売販売は有望な商売だと考えられていました。 

 

家庭の焙煎コーヒー豆(andレギュラーコーヒー豆)需要の10~20%くらいを、コーヒー豆自家焙煎店が供給するようになるだろうと考えられていたわけです。

約30年が経過して、家庭の焙煎コーヒー豆(andレギュラーコーヒー豆)需要は順調に拡大して来ているですが、コーヒー豆自家焙煎店が供給する焙煎コーヒー豆の割合は僅かなもので、10~20%という数字は遥か彼方となっています。

 

1990年代、自家焙煎コーヒー豆小売販売が軌道に乗るのに、1年~2年くらいの雌伏期間が必要だと言われていました。

家庭の焙煎コーヒー豆需要は潜在需要として存在していて、実際の需要としては存在していなかったわけです。

ですから、1年~2年を費やして、店舗周辺地域の焙煎コーヒー豆需要を開拓する必要がありました。

 

余談ですが、エカワ珈琲店も、定石どおりコツコツと、店舗周辺地域の焙煎コーヒー豆需要を開拓して、まあまあの繁盛を手に入れていたのですが、その後、大手・中堅コーヒー企業の本格的な攻勢を受けて、レギュラーコーヒー豆に取って代わられてしまった経験を持っています。

その後、コーヒー豆自家焙煎店の焙煎コーヒー豆ならではの特徴とリーズナブルな価格を強調することで、現在(2016年)まで何とか生き残ってきました。

 

現在(2016年)の家庭での焙煎したコーヒー豆需要ですが、30年前の1990年頃と比較すると比べ物にならないくらい増加しています。

でも、家庭需要に占めるコーヒー豆自家焙煎店の焙煎コーヒー豆の割合は、ごく僅かです。

 

1990年代の初めころ、将来、コーヒー豆自家焙煎店の焙煎コーヒー豆が、家庭の焙煎コーヒー豆(andレギュラーコーヒー豆)需要の10~20%くらいを占めるだろうと考えられていたわけですから、現在(2016年)の状況は、それとは相当に解離しています。

 

ということは、コーヒー豆自家焙煎店の焙煎コーヒー豆の供給量・売上を、現在(2016年)の数倍~10倍くらいにまで増加させることができる環境が整っているのだと思います。

エカワ珈琲店の過去30年間に渡る経験から、そのように考えます。

 

30年前のコーヒー豆自家焙煎店は、1年~2年くらいの間、労力と資金を投入して、店舗周辺地域の焙煎コーヒー豆需要を開拓する必要がありました。

現在(2016年)のコーヒー豆自家焙煎店は、大手・中堅コーヒー企業のレギュラーコーヒー豆需要の10~20%を、コーヒー豆自家焙煎店の焙煎コーヒー豆に置き換える努力だけをすればよいわけですから、30年前と比べると、商売の難易度は相当に低くなっているのだと思います。