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珈琲社会学

独断と偏見による、珈琲と食に関するエカワ珈琲店流の考察

コーヒー生産地での現地焙煎とその動向

海外事情

インドネシア産のコーヒー生豆(アラビカ)価格ですが、数年前とくらべると2倍くらいにまで上昇しています。

中南米やアフリカの農園で生産されるスペシャリティーコーヒー生豆の価格も上昇を続けているのですが、それと同じくらいの勢いで上昇しています。

 

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インドネシア経済が急成長していて、コーヒーの国内需要が増加しているのが、その原因だとも言われています。

インドネシアの農村を研究していて現地の事情にも詳しい方によると、コーヒー生産農家の収入も増加傾向を示しているのですが、都市部の商工業者やそこで働く人たちと比べると相当に収入が少ないということで、生産したコーヒー豆に付加価値を付ける方法を模索しているとのことです。

 

そのひとつとして、生産者が生産地でコーヒー豆を焙煎加工して、生産したコーヒー豆に焙煎という付加価値をつけて販売する方法を検討しているということです。

アフリカには、最新鋭の焙煎工場・包装工場を建設して現地焙煎しているコーヒー生産地もあるようです。

インドネシアの場合、国内消費に的を絞っているようですが、アフリカの場合は、現地で焙煎加工したコーヒー豆を消費地のヨーロッパに空輸しています。

 

コーヒー生豆の品質保持期間は長いのですが、焙煎したコーヒー豆の品質保持期間は相当に短くなります。

焙煎コーヒー豆のまま保存するなら、焙煎後1か月から長くて1か月半くらい、粉の状態で保存するなら2週間~3週間くらいだとエカワ珈琲店は考えています。

 

焙煎したコーヒー豆の品質保持期間の短さが、昔から、コーヒー生産地での焙煎加工の障壁となっています。

しかし、日本のスーパーなどで販売している焙煎したコーヒー豆の賞味期間は、最高で1年間となっています。

 

包装技術の進歩が、賞味期限1年を許容していると説明されています。

ということは、空輸という輸送手段が発達している現在なら、コーヒー生産地で焙煎加工した焙煎コーヒー豆を輸入して販売することも可能だということになります。

インスタントコーヒーについては、コーヒー生産地で製造したインスタントコーヒーが流通しているわけですから、焙煎したコーヒー豆についても、コーヒー生産地で焙煎加工した焙煎コーヒー豆が流通する時代がやって来るかもしれません。

 

以上のことから、賞味期限1年 のレギュラーコーヒー豆市場については、今後、相当に厳しい競争が発生する可能性があるとエカワ珈琲店は考えています。

ちなみに、エカワ珈琲店は、賞味期限が焙煎後約1か月の「煎りたて、新鮮、香りの良い」焙煎コーヒー豆を商っているコーヒー豆自家焙煎店ですから、レギュラーコーヒー豆市場の相当に厳しい競争とは別の市場で商売を営んでいます。

 

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