珈琲ブログ

コーヒー豆自家焙煎店経営歴30年の珈琲屋が、珈琲稼業の世界を案内しています

 

コーヒーネットワーク(兼松)が、コモディティーコーヒー生豆の取り扱いを開始するそうです

 

 

総合商社の兼松株式会社が運営管理するCoffee Network ですが、これまでのスペシャリティーコーヒー生豆に加えて、コモディティータイプのコーヒー生豆の取り扱いも開始するそうです。  

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Coffee Network は、コーヒー豆自家焙煎店向けB to B(事業者間取引)通販サイトの草分けです。これまでは、ほぼスペシャリティーコーヒー生豆オンリーの商品展開をして来ました。

 

エカワ珈琲店は10年以上前から利用していて、使用するコーヒー生豆の100%をCoffee Network から仕入れていた時期もあります。しかし、最近は、スペシャリティーコーヒー生豆価格が高騰を続けているので、コモディティータイプのコーヒー生豆も二次問屋(業務専業のロースター)さんから仕入れていて、Coffee Network からの仕入れは全使用量の80%くらいになっています。

 

都会のコーヒー豆自家焙煎店なら、高価格帯のスペシャリティーコーヒーだけでも商売が成り立つかもしれませんが、地方の町のコーヒー豆自家焙煎店では成り立ちません。高価格帯のスペシャリティーコーヒーに対する絶対的需要が、地方の町には不足しています。

北米大陸でも、サードウェーブコーヒー商売が成り立っているのは、ある程度の人口を擁している地域だけで、人口のまばらな農村地域には浸透していないという話を聞きます。

 

10数年前、月間500kg~600kgのコーヒー生豆を仕入れていた頃、大手コーヒー生豆専門商社のW社さんに取引を打診したのですが断られた記憶が残っていて、それ以来、大手コーヒー生豆専門商社さんに仕入れを打診する気持ちが無くなってしまっています。ということで、現在(2016年7月)、エカワ珈琲店が仕入れに利用できる大手コーヒー生豆商社(総合商社さんですが)はCoffee Network を運営管理している兼松株式会社さんだけです。

 

最近、地方の町でも、コーヒーブームの影響からか、「煎りたて、新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」に対する消費者の関心が高まっていて、同時に需要も拡大しています。今のところ、その需要に応えられるのは、街中のコーヒー豆自家焙煎店だけなのだと思います。

 

スペシャリティーコーヒーでなければというコーヒー文化の最先端にいるお客さんは、焙煎コーヒー豆の価格には比較的おおらかです。しかし、「煎りたて、新鮮、香りの良い焙煎コーヒー豆」を求めるお客さんは、焙煎コーヒー豆の価格にシビアではありませんが、できればリーズナブルな価格が良いと考えているお客さんで、あまりにも高級な(値段の高い)焙煎コーヒー豆は購入してくれません。

 

ですから、それなりの品質を持っているコモディティーコーヒー生豆が、二次問屋さんから仕入れているのと同じくらいの条件か、それよりも有利な条件で仕入れることができるなら、大いに助かります。

エカワ珈琲店のこれまで蓄積してきた経験・技術・知識を駆使すれば、コモディティーコーヒー生豆を活用して、お客さんに十分な満足感を与える焙煎コーヒー豆を提供できる自信があります。

 

ということで、地方の町でコーヒー豆自家焙煎商売を営むなら、それほど高級でない(値段の高くない)スペシャリティーコーヒー生豆にプラスして、ニューヨーク相場に連動した価格で手に入るコモディティーコーヒー生豆の活用は絶対必要条件だと、この道30年のエカワ珈琲店は考えています。