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珈琲社会学

独断と偏見による、珈琲と食に関するエカワ珈琲店流の考察

コーヒー豆自家焙煎店という商売は・・・

1975年(昭和50年)、大学を何とか卒業することができたエカワ珈琲店の店主は、3ヶ月ほど、小さなマンションメーカー(ファッションの会社)に勤めただけで、その後は、就職するでもなく、パチンコ屋通いをしたりして、毎日、ただブラブラと過ごしていました。 

 

今で言う、軽度の「引きこもり」青年でした。そんな期間が2年くらい続きました。

何故そうなってしまったかと言うと、理想と現実のギャップに戸惑ってしまったからです。

 

エカワ珈琲店の店主は空想好きの青年でしたから、学生時代には、自分の働く姿をあれこれと良い方向に想像して、満足感を味わっていました。

だから、働き方についても、空想の世界が優先していましたから、現実に就職して働きはじめると、すぐに現実とのギャップに押しつぶされてしまいました。

 

2年間の「引きこもり」期間中、何を考えていたかというと、書店経営を夢見ていました。

実際には、お金がないわけですから、そんなことは、夢のまた夢なのですが、書店を経営したいと思い込みながら、無意味な時を過ごしていました。

 

その後、公務員として大きな組織に勤めることができたおかげで、「引きこもり」状態から脱出することができました。

54歳になった今の私が、昔の自分に、コーヒー豆の焙煎屋と書店の、どちらをすすめるかと言ったら、間違いなく書店経営をすすめます。

夢見る世代の若者には、コーヒー豆の焙煎屋という仕事があまりにも夢が無さすぎます。

 

以上は、2006年5月25日に「エカワ珈琲店の出来事/gooブログ」に投稿した記事の再掲です。

2002年の春頃まで順調に推移していたエカワ珈琲店の業績ですが、ある日突然、急に店舗にお客さんが来てくれなくなって、売上の7割近くを占めていたオフィスコーヒーでも売上が急速に下降していました。

 

その頃に投稿した記事ですから、自家焙煎小売販売という商売に対して、相当に悲観的になっていたのだと思います。

あれから10年、エカワ珈琲店が商売を営んでいる和歌山市でも、コーヒーファンが増加しています。

 

2016年の現在、自家焙煎コーヒー豆の小売販売という商売には未来があると思っています。

そして、コーヒー豆自家焙煎店という商売ですが、若い人たちのあこがれの商売になっている可能性もあります。