ブルーボトルコーヒーが、2015年11月13日~26日まで東京の自由が丘のライフスタイルショップの一角で、2016年2月10日~3月6日まで東京銀座のファッションとスポーツを軸とするセレクトショップの一角で、期間限定のポップアップストアーを出店したと伝えられています。
ブルーボトルコーヒーはブランド力のある珈琲店ですから、ポップアップストアーの出店と言っても招待の可能性もあるのだと思います。
出店経費の負担は少なくて、売上の大半はブルーボトルの懐にという塩梅なのかもしれません。
ショップ側は、ブルーボトルコーヒーにポップアップストアーを出店してもらうことで、相当な宣伝効果を手にするわけですから。
でも、普通は、ポップアップストアー出店に伴う費用は、全額出店する側の負担になるのだと思います。
ショップの一角を借りて期間限定で出店するわけですから、当然、そうなるのだと思います。
アメリカで流行しているマルチロースターモデルの喫茶店ですが、小規模ロースターに焙煎コーヒー豆の販売場所を提供するという考え方から出発しているのだと思います。
マルチロースターモデルの喫茶店=小規模ロースターのポップアップストアー出店場所提供業なのかもしれません。
喫茶店だけでなくて、レストランなどの飲食店、パン屋さんやケーキ屋さんなどが、店舗スペースの有効利用ということで、マルチロースターモデルのビジネスモデルを採用しているようです。
日本でも、喫茶店やカフェ、レストランなどの飲食店、ホテルや旅館などが、施設の有効利用ということで、小規模な自家焙煎店にポツプアップストアーの出店スペース賃貸するというマルチロースターモデルが通用するのだと思います。
「高額の備品を貸出するので、コーヒー豆はこれくらいの値段で購入してください」という囲い込み営業に対抗するマーケティングとして、資金力に乏しいコーヒー豆焙煎会社が、ポップアップストアー戦略を採用するということも有りだと思います。
「コモンカフェ、人と人とが出合う場の作り方」、「カフェという場のつくり方、自分らしい起業のすすめ」の著者である山納洋さんは、大阪市内に日替わりで店主が変わるカフェ「コモンカフェ」を、もう何年も前から運営されています。
common cafe(コモンカフェ)―人と人とが出会う場のつくりかた
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エカワ珈琲店も、余裕があれば、そのような形の喫茶店を営みたいと考えたことがあります。
でも、おそらく赤字になるだろうということと、資金的な問題もあって、それはあきらめました。
それはあきらめたのですが、エカワ珈琲店の店内の棚を賃貸して、商品の販売についてはエカワ珈琲店のスタッフが代行するという、ポップアップストアーやマルチロースターモデル的なアルバイトビジネスに挑戦してみようかと考えていました。
しかし、今年の1月、エカワ珈琲店に突発的な出来事が発生してしまって、実店舗の営業時間を極端に減らす必要が生じてしまって、結局、それもあきらめることにしました。
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