この秋(2015年)64歳になったエカワ珈琲店の店主の年金受給額は、現在、年間40万円弱で、65歳になると倍の年間80万円前後になると予想しています。
国民健康保険料、介護保険料、住居の固定資産税、NHKの受信料などの公租公課で30万円くらい必要だとすると、生活に使えるお金は50万円(月4万円)くらいなのだと想像しています。
ですから、エカワ珈琲店の店主とその家族は、お金を稼ぎ続けなければ、生活に困窮するのは目に見えています。
50代と60代半ばとでは、気力はそれほど衰えていないのですが、体力は確実に衰えていて、無理ができなくなっています。
だから、日本の大半の企業や役所の定年年齢が60代の前半で設定されているのかもしれません。
「下流老人」、「老後破綻」という言葉を、最近、見たり聞いたりすることが多くなっています。
エカワ珈琲店の店主とひの家族の場合、働いてお金を稼ぎ続けなければ、その言葉が当てはまってしまいます。
エカワ珈琲店の店主は60代半ばですから、誰かに雇われて、現在の生活を維持するだけのお金を稼ぎ続ける体力・気力には自信がありません。
しかし、現在の商売で、これまでと同じくらいのお金を稼ぎ続けるだけの体力・気力には自信があります。
慣れた仕事ですから、おそらく、80歳くらいまでなら、体力・気力が衰えて収入が減少して行くかもしれませんが、現在の商売を続けることができて、それなりの生活を維持できると考えています。
ということで、エカワ珈琲店は、どのような障害が存在するとしても、現在の商売を続けて行くしか生きていく術がありません。
21世紀に入ってからのエカワ珈琲店の商売は、日本最大手のコーヒー企業であるUCCコーヒーの攻勢をしのぐことだけを考える商売でした。
しかし、2010年代に入ってからは、特に、この1年から2年は、UCCコーヒーの攻勢に全力で対抗する方向に商売方針を変更しています。
日本最大手のコーヒー企業であるUCCコーヒーの影響力は、コーヒー市場の商売地図の全ての場所に及んでいるようにも見えます。
ですから、日本最大手のコーヒー企業UCCコーヒーの周辺には、相当に巨大なまだ見ぬ市場が存在しているのだと思います。
零細生業パパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店であるエカワ珈琲店は、UCCコーヒーの不得手な領域、手の出せない領域を探し出して、そこでの商売に全力を投入するつもりです。
ということで、和歌山市とその周辺地域でのUCCコーヒーの商売を、把握できる範囲内で調査・分析して、エカワ珈琲店の棲家となるべき新しいコーヒー市場を探し続けている今日この頃です。
UCCコーヒーは、日本最大手のコーヒー企業です。
ですから、エカワ珈琲店の探している新しいコーヒー市場ですが、UCCコーヒーのビジネスの周辺に最も豊富に存在している可能性が高いのだと考えています。
エカワ珈琲店の経営者夫婦を下流老人の危機から救ってくれるのは、全力で日本最大手のコーヒー企業UCCコーヒーと戦うことだと、現在は考えています。
おそらく、それが、零細生業パパママ経営のコーヒー豆自家焙煎店であるエカワ珈琲店には、最も最適なマーケティング戦略なのだと思います。
マクドナルドのすぐ近くにシェイクシャックの市場が存在していて、スターバックスコーヒーのすぐ近くに、サードウェーブコーヒーの市場が存在していたわけですから。
日本最大手のコーヒー企業UCCコーヒーの近くにも、そのような市場が存在しているはずです。