コーヒー豆自家焙煎店探索(下書き)

インターネットでコーヒー豆自家焙煎店に関する情報やコーヒーロースターの情報などを収集して、それを記録しています。

ネスカフェサテライト

ネスレ日本が、業務用コーヒー豆市場への攻勢を強めているのだと思います。

オフィスコーヒー市場をターゲットとする「ネスカフェアンバサダー」のマーケティング戦略が成功しているようで、職場で飲むコーヒーはネスカフェというオフィスが増加しています。

 

業務用コーヒー市場のうち、オフィスコーヒー市場で成功して、その勢いで、喫茶店やレストランをターゲットとする業務需要にも、大規模なマーケティング攻勢を仕掛けようとしているのかもしれません。

 

 

 

エカワ珈琲店は、管理・運営するブログやホームページを、収益を得るための個人メディアとして利用していて、googleアドセンスの宣伝を表示しています。

ブログやホームページには、珈琲関係の話題を数多く掲載しているので、珈琲に関係する宣伝が優先的に表示されます。

 

そのエカワ珈琲店が管理するブログやホームページに、10月(2015年)の1か月間、「ネスカフェサテライト」の宣伝が集中的に表示されていました。

ネスレ日本が、喫茶店・レストランをターゲットとする業務用コーヒー市場に、本格参入して来ているのだと思います。

 

ネスカフェのソリュブルコーヒーが、大量生産・大量消費タイプのレギュラーコーヒーに、品質面で劣っていないという自信がネスレ日本にはあるのだと思います。

そうでなければ、大規模なマーケティング攻勢を仕掛けるはずが無いと、エカワ珈琲店は考えます。

 

業務用コーヒー市場は、郊外型喫茶店チェーンが店舗数を増やしていて、コンビニコーヒーが大ヒットしています。

しかし、チェーン店でない喫茶店やレストランが主体の昔ながらの業務用コーヒー市場は、縮小傾向にあるのだとエカワ珈琲店は考えています。

 

その市場に、コーヒー業界の巨人ネスレ日本が新たに参入して来たわけですから、業務用コーヒー市場には、相当に大きな未開発の部分が存在しているのかもしれません。

「ネスカフェアンバサダー」がオフィスに受け入れられて、それに続いて「ネスカフェサテライト」も、ある一定数の喫茶店・レストランに採用されるとしたら、おそらく、そうなのだと思います。

 

「ネスカフェサテライト」のマーケティングコンセプトは、喫茶店・レストランの営業活動や販促活動を強力に支援することなのだと、エカワ珈琲店は理解しています。

業務用コーヒー市場(喫茶店・レストランなど)の大半を抑えている大手・中堅コーヒー企業を、徹底的に研究した結果のマーケティング戦略なのだと思います。

 

でも、「ネスカフェアンバサダー」や「ネスカフェサテライト」が、和歌山市の零細生業パパママ店であるエカワ珈琲店の経営に影響してくることは、まず有り得ないことだと考えています。

マーケティングの基本的な部分で異なっているわけですから、競合するはずが無いと考えています。

 

エカワ珈琲店も、ほんの少しだけですが、喫茶店やビジネスホテルやホテルの中に出店しているカフェに焙煎コーヒー豆を買ってもらっています。

そのホテルの中に出店しているカフェが、「ネスカフェサテライト」に興味を持って、ネスカフェの営業の方の説明を受けたそうですが、結局は、何の付帯サービスもできないエカワ珈琲店との取引を継続してくれています。

 

何の付帯サービスもできない 小規模なコーヒー豆自家焙煎店ですが、「煎りたて、新鮮、香りの良い」焙煎コーヒー豆を、それなりの価格で小分け販売することができます。

そして、そちらの方を選択してくれる喫茶店やカフェも存在しています。

 

ネスレ日本の場合、強力な営業力や資本力を駆使して、零細小規模な競合相手を手段を選ばずに力づくで押さえ込んで廃業に追い込んで、その市場を奪ってしまうというタイプのビジネスではなくて、マーケティングを駆使するタイプのビジネスですから、「底辺への競争」をする必要がありません。

エカワ珈琲店の焙煎コーヒー豆は、もう何年も前に、業務用コーヒー市場にて、レギュラーコーヒー豆との戦いに敗れて、業務用コーヒー市場から排除されています。

 

ということで、業務用コーヒー市場での、レギュラーコーヒーとソリュブルコーヒーの戦いを、第三者的な視点で観察することができます。

日本のコーヒー市場ですが、大手・中堅コーヒー企業の砦である業務用コーヒー市場にも、確かなマーケティング戦略が必要な時代が到来しつつあるのかもしれません。