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珈琲社会学

独断と偏見による、珈琲と食に関するエカワ珈琲店流の考察

アメリカコーヒー市場の新しい波

海外事情

アメリカのコーヒー市場ですが、ものすごく速いスピードで変化・変貌しているのだと思います。

コーヒー豆の焙煎は、ローストプロファイルのデータが揃っていれば、それほど難しい作業では無いのかもしれません。

 

 

 

普通、コーヒー豆の焙煎屋は、自分たちが作成したローストプロファイルを公開しません。

ですから、コーヒー生豆を購入すれば、一から、そのコーヒー生豆のローストプロファイルを作成する必要があります。

 

研究施設が開発したローストプロファイルを、コーヒー生豆を購入したコーヒー豆焙煎屋さんに「オープンソース」という形で提供するコーヒー生豆輸入商社がアメリカに出現したようです。

dailycoffeenews.com

 

 

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アメリカのコーヒー業界で、今、一番流行しているのがマルチロースターモデルという新しいコーヒー業界の波なのかもしれません。

複数のコーヒー豆自家焙煎店の焙煎コーヒー豆を取り扱う喫茶店や食品店、ベーカリーショップが増えているようです。

 

増え続けている小規模零細のコーヒー豆自家焙煎店に、店の空きスペースを提供するのがマルチロースターモデルなのだと、エカワ珈琲店は理解しています。

最近、シアトルに、マルチロースターモデルの焙煎コーヒー豆小売店が登場して、幾つもの小規模零細コーヒー豆自家焙煎店が棚を借りて、焙煎後1週間以内の焙煎コーヒー豆を出品していて、人気を博しているというニュースが流れて来ています。 

dailycoffeenews.com

 

上記2つのコーヒーの波は、何れ日本にもやって来るのだと思います。

特に、マルチロースターモデルの焙煎コーヒー豆小売業態については、日本のコーヒー市場でも簡単に採用可能なモデルだと思います。

 

エカワ珈琲店は、15年前、焙煎コーヒー豆の売上が急減した時、窮余の策として、置き薬のシステムを真似て、「煎りたて、新鮮、香りの良い」焙煎コーヒー豆を、喫茶店の店頭の空きスペースで委託販売してもらおうかと考えたこともあります。

最終的に、エカワ珈琲店経営者夫婦の保守的な性格が災いして、実行しなかったわけですが。(現在なら、売り上げが急減すれば、躊躇することなく実行すると思います)

 

コーヒー豆の購入先を代わってくださいや、うちのコーヒー豆も使ってくださいと営業しても、納入先を代わってくれたり、買ってくれる喫茶店など皆無です。

でも、店頭の空きスペースを利用して、「煎りたて、新鮮、香りの良い」焙煎コーヒー豆を委託販売してもらうだけなら、比較的簡単に商談が成立するかもしれないと考えたわけです。

 

おそらく、アメリカで流行しているマルチロースターモデルという新しいコーヒーの波は、その昔、エカワ珈琲店が窮余の策として考えたシステムに近い焙煎コーヒー豆の販売方法なのだと考えています。

ですから、日本でも簡単に拡がる可能性のある焙煎コーヒー豆の販売方法なのだと思います。

 

現在の日本ですが、コーヒー豆自家焙煎店の店舗数は増え続けていて、これからも増え続ける可能性が高いわけですから、日本のコーヒー業界にイノベーション(販売方法の革新)が発生するのなら、コーヒー豆自家焙煎店や小規模なコーヒー豆焙煎企業が、その担い手になるのだと思います。

 

大手・中堅のコーヒー企業と同じ土俵で商売をしていて、ある程度の成功を収めることのできるコーヒー豆自家焙煎店は、ごく少数の限られた存在だけなのだと思います。

でも、同じ土俵ではなくて、隣に新しい土俵を作って、そこで商売を営むのなら、相当数のコーヒー豆自家焙煎店が、ある程度の成功を手に入れることができるかもしれません。

 

ごく少数の限られたコーヒー豆自家焙煎店が順調に商売を成長させるだけなら、日本経済への貢献度はほとんど皆無だと思いますが、多数のコーヒー豆自家焙煎店が順調に商売を成長させることができれば、コーヒー業界に新陳代謝が発生するわけですから、日本経済への貢献度は相当に大きいはずです。

 

自家焙煎コーヒー豆小売店歴20数年のエカワ珈琲店は、これまでの経験から、「煎りたて、新鮮、香りの良い」賞味期限1か月の焙煎コーヒー豆販売に全力を注ぐべきだったと反省している今日この頃です。