エカワ珈琲店が、もし、大手コーヒー企業に接近戦を挑まれたとしたら、どのように対処するべきなのかについて考えてみました。
エカワ珈琲店のような零細生業パパママ店が、大企業と真正面から競争しても勝ち目などあるはずがありません。
小規模零細事業者が、大企業と競争するには、それなりのマーケティング戦略が必要なのだと思っています。
【参考までに】
エカワ珈琲店は、吉村さんのブログをたまたま見つけて、その読者になって、そして、「マーケティングと生活世界」の読者になりました。
エカワ珈琲店が、最初に刺激を受けたマーケティング書で、この本を読んで、商店街とショッピングセンターの戦いの結果として、シャッター商店街が現れたのだと理解できました。
「流通動態と消費者の時代」は、近々、購入して読むつもりです。
流通動態と消費者の時代 (日本流通学会設立25周年記念出版プロジェクト第2巻)
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ということで、エカワ珈琲店が、もし、大手コーヒー企業に接近戦を仕掛けられたときの対処方法を箇条書きしてみました。
小規模零細事業者の利点を生かしたマーケティングですから、別に接近戦を仕掛けられなくても、当然に採用するべき方策だと思っています。
ということで、一部分については、すでに実施しています。
(1)お客さんを選択すること。そして、その選択したお客さんを全面的に信頼すること。(すでに実施しています。)
(2)お客さんに賛同してもらうこと。お客さんに同意してもらうことが必要なのだと思います。(すでに実施しています)
(3)臨機応変に対応すること。杓子定規の対応はご法度だと思っています。(昔から実施しています)
(4)時間は厳守すること。お客さんとの約束は守ること。
(5)常に謙虚でいること。自信過剰、見栄やうぬぼれはご法度だと思っています。
(6)笑顔で対応すること。人間的で親切に対応すること。気配りも必要だと思います。
(7)全てのお客さんに喜んでもらう必要は無いのだと思っています。(すでに実行しています)
(8)小規模零細店は、それほど数多くのお客さんに支持されなくても経営が成り立ちます。(すでに実証しています)
(9)マニュアルではなくて、気持ちでお客さんと接することが必要だと思っています。(お客さんとは、友達感覚で接しています)
小規模零細事業者の利点を生かしたマーケティングを箇条書きしていて、「もし・・」ということなど有り得るのだろうかと考えてしまいました。
大手コーヒー企業が、田舎町の零細生業パパママ店に接近戦を仕掛けて来て、その接近戦を何年も何年も続けるというような愚行を演じるとは、どうしても考えられません。(ビジネスの範囲を大きく逸脱する愚行だと思いますから)
それに、大手コーヒー企業と、田舎町の零細パパママ店のコーヒー豆自家焙煎店とでは、商売に対する思想が全く異なっているはずです。(異なっていなければ、大手コーヒー企業に未来が無くなってしまうはずだと思います。)
一般的に、コーヒー豆自家焙煎店と大手コーヒー企業の取り扱っている商品ですが、どちらも焙煎したコーヒー豆であったとしても、お客さんの立場から見れば、全く異なった性質を持つ商品なのだと思います。
家庭用コーヒー豆市場のコーヒー好きのお客さんは、大手・中堅コーヒー企業のコーヒー豆と有名コーヒーブランドのコーヒー豆とローカルのコーヒー豆自家焙煎店のコーヒー豆を、ケースバイケースで使い分けているのだと思います。
そして、小規模零細のコーヒー豆自家焙煎店は、そのコーヒー好きのお客さんだけをターゲットとして商売を営んでいます。(だから、小規模零細なのだと思います)
不特定多数のお客さんをターゲットとする大手・中堅コーヒー企業とは、全く異なった商売を営んでいるのが、コーヒー豆自家焙煎店なのだと思います。
例えばエカワ珈琲店が、大手コーヒー企業に接近戦を挑まれたとしても、立地商売の部分である程度のダメージを被るかもしれませんが、経営が成り立たなくなってしまうことなど有り得ません。
理由は、大手コーヒー企業とエカワ珈琲店は、全く異なった商品を販売していて、全く異なった商売を営んでいるからです。
もし、大手コーヒー企業が、零細生業のコーヒー豆自家焙煎店に接近戦を仕掛けて来るのだとしたら、その大手コーヒー企業は、マーケティング戦略を持っていないか、時代遅れ(20年も30年も前)のマーケティング戦略を採用していることを意味しているのだと思います。
ということで、「もし・・・・・」というようなことが起こるとしたら、それは喜劇以外の何物でも無いと考えています。
そのような愚行を演じる大手コーヒー企業が、もし存在するとしたならば、そのコーヒー企業の財務状況はどのようになっているのだろうかと、エカワ珈琲店は、その部分に興味が沸いて来ます。
【この記事を書くにあたって、参考にさせて頂きました】
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