JMスマッカー、フォルジャーズ、ダイキンドーナツなどの相当数のコーヒー関連ブランドが、コーヒー製品やカップコーヒーの価格を引き下げています。
ダイキンドーナツなどは、朝食市場でマクドナルドと熾烈な競争をしているわけですから、コーヒー生豆の市場価格が下落している状況下では、カップコーヒーの値下げに踏み切る必要があるのだと思います。
というように、コモディティータイプのコーヒーについては、価格が引き下げられています。
しかし、スペシャリティータイプのコーヒーを取り扱っているスターバックスは、コーヒーの価格を引き上げるそうです。
スターバックスの値上げは、ブランドを高級化するための試みではなくて、スペシャリティーコーヒーの買取価格の上昇と賃金の上昇が、その理由なのだそうです。
スペシャリティーコーヒーは、一種の贅沢商品なのだと思います。
そして、その贅沢商品の世界では、スペシャリティーコーヒーに限らずインフレ傾向にあるのかもしれません。