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珈琲社会学

独断と偏見による、珈琲と食に関するエカワ珈琲店流の考察

コーヒー豆自家焙煎店は、文化と文化の橋渡しの商売をめざす。

20数年以上前の事、その頃、京阪神の都会では、「自家焙煎コーヒー豆の小売店」が繁盛していました。

家庭や事務所でコーヒーを飲む習慣ができ始めていた時期で、コーヒー豆を小売販売する専門店の店舗数が少なかった時代です。

そして、コーヒー豆の小売価格が、21世紀の現在と比べると、相当に高額だった時代です。

 

 

 

その時代に、自店で焙煎加工したコーヒー豆を比較的低価格で小売販売する「自家焙煎コーヒー豆の小売店」が、都会で繁盛していました。

その、京阪神の都会で繁盛していた「自家焙煎コーヒー豆の小売店」という『異質の文化』を、初めて和歌山市に持ち込んだのが、エカワ珈琲店だと思っています。

和歌山市には存在していなかった異質な文化を持ち込んだわけですから、最初の頃、売上げ・販売量ともに順調に推移したのは自然の成り行きだったのだと思います。

 

それも、僅か数年の事で、エカワ珈琲店と同種の店が、和歌山市内のあちらこちらに出現することで、「自家焙煎コーヒー豆の小売店」という文化が『異質の文化』で無くなった段階で、我がエカワ珈琲店の衰退・停滞が開始されたわけです。

 

一つの文化圏ともう一つの文化圏の文化の違いを利用して、一つの文化圏からもう一つの文化圏に『異質の文化』を持ち込むことができれば、儲かる商売ができます。

たとえば、コカコーラーやマクドナルド、それにスターバックスなどがその典型なのだと考えます。

 

20年前に、ここ和歌山市に『異質の文化』を持ち込んだエカワ珈琲店ですが、その後、『異質の文化』が同化してしまって、『異質の文化』で無くなってしまっていることに気がつかずに、衰退と停滞を経験することになったわけです。

 

その経験から、たとえ零細生業の個人店であったとしても、常に『異質の文化』を追求する商売を心がけるべきだと考えている今日この頃です。

文化と文化の橋渡しによって、価値を作る商売を営むことができるわけですから。