コーヒー豆自家焙煎店探索(下書き)

インターネットでコーヒー豆自家焙煎店に関する情報やコーヒーロースターの情報などを収集して、それを記録しています。

コーヒー豆の価格について、あれこれと

昨年(2014年)の秋、UCC上島珈琲、キーコーヒーという日本のコーヒー業界最大手企業が、「焙煎コーヒー豆を値上げすると発表」したいうニュースが、テレビや新聞で大々的に報じられていました。

そして、4年前、2011年の春にも、焙煎コーヒー豆が値上げされるというニュースが、テレビや新聞で大々的に報じられていました。

 

2014年の秋も、2011年の春も、値上げの理由は、原料であるコーヒー生豆価格の急騰です。

2011年の場合、エカワ珈琲店は未熟にも、これ幸いと焙煎コーヒー豆の販売価格を値上げしたのですが、それを契機として、エカワ珈琲店からのお客さんの流出が始まりました。

その後遺症に、現在でも苦しんでいます。

 

値上げから2年が経過した2013年の春、何故、お客さんの流出が止まらないのだろうか、「もしかしたら焙煎コーヒー豆の価格が影響しているのでは・・・」と思い立って、家庭用や業務用で販売されている焙煎コーヒー豆価格を調査したところ、焙煎コーヒー豆の価格は2011年の春以前とほとんど変化していなくて、エカワ珈琲店の価格だけが突出していることが判りました。

 

考えて見れば、供給が需要を上回っている焙煎コーヒー豆の市場で、焙煎コーヒー豆の価格を供給側が決めることなど出来るはずがないのだと思います。

テレビや新聞の値上げ報道に影響されて、焙煎コーヒー豆の価格を値上げしたエカワ珈琲店が未熟だっわけです。

 

ということで、去年(2014年)から今年(2015年)にかけての焙煎コーヒー豆の値上げ報道ですが、『値上げします=供給側が希望しています』だと推定することにしているのですが、円高の影響や世界的なコーヒーブームなどの影響で、何年か前と比較すれば、原料であるコーヒー生豆価格が上昇していることも確かです。

 

エカワ珈琲店ですが、2014年に入ってから、2011年の値上げ前の価格を目安にして焙煎コーヒー豆の価格を、徐々に時間をかけて修正してきました。

今後、コーヒー生豆の購入価格が上昇するのだとしたら、エカワ珈琲店の収益は低下するかもしれません。

 

しかし、現在の地方経済が置かれている状況を考えれば、再び、焙煎コーヒー豆の価格を値上げすることは、零細生業パパママ店のエカワ珈琲店にとっては自殺行為なのだと思っています。

たとえ、実収入が少しくらい低下するとしても、お客さんに買ってもらえなければ商売を続けることができません。

 

エカワ珈琲店の場合、生涯現役で働き続けなければ生活が成り立たないわけですから、コーヒー豆の値上げ報道に踊らされて、焙煎コーヒー豆の販売価格を値上げするのは御法度だと考えています。

考えて見れば、60代半ばの夫と50代半ばの妻の2人だけで営んでいる零細生業パパママ店で、残された時間も限られているので、商売規模の拡大は、まず不可能です。

 

年齢的に、コーヒー商売の先端部分を走って行くことも、まず不可能なのだと思います。

ということで、「食べていければ・・・」という商売に徹して行こうと考えている今日この頃です。