2014年の東京、品質や環境・雰囲気を重視する手作り系の喫茶店や自家焙煎店が目立ちはじめていました。
そのニュースを、アメリカのローストマガジン社がWEBニュースで取り上げていました。
アメリカで発生している新しいコーヒーの波ですが、東京とその周辺の地域には、すでに到達しているのかもしれません。
エカワ珈琲店も、あと20歳若ければ面白い商売ができるかもしれないと思うのですが、60代半ばに達しようとしている「おじさん」には無理な商売です。
年齢を考えると無理ができないという事で、60-代半ばの「おじさん」は、指をくわえて見ているだけです。
本当に悔しいのですが、60代半ばの「おじさん」は、60代半ばの「おじさん」の商売を続けるだけです。
でも、若い人たちに、これまでの経験・知識・技術を有料で提供するという形で、もしかしたら、新しいコーヒーの波に参加することができるかもしれないと考えたりしています。
(ローストマガジン社に注目されている東京の7つの喫茶店を紹介している動画です
紹介されている7つの東京の喫茶店は、以下のとおりです。
テイクアウトコーヒーとコーヒー菓子のお店
イタリアンレストランの中にあるコーヒースタンド、店のとなりパン屋さんを併設
スタンプタウンのコーヒー豆を使用しているとのこと。
ノルウェーに本店のある喫茶店の日本店。
珈琲メニューとサンドイッチメニューが豊富な自家焙煎の喫茶店。
2008年、シアトル・ラテアートチャンピオンのお店。
アルバイトを含め従業員100人を擁する会社が経営する喫茶店。
自家焙煎のコーヒー屋さん。NOZY COFFEEさんです。
アメリカの新しいコーヒーの波が都会から始まったのと同様に、日本のコーヒー業界も、大都会から様変わりしつつあるのだと思います。
アメリカは、現在、マイクロロースター全盛時代を向かえています。
日本でも、若い人たちがコーヒー豆の焙煎に相当な興味を持っているようで、その熱気が和歌山市という田舎町で商売を営んでいるエカワ珈琲店にも伝わってきます。
アメリカのマイクロロースターの収益源は、飲食店(個店)へのコーヒー豆の業務卸です。
近い将来、ここ日本でも、飲食店(個店)へのコーヒー豆の供給は、若い人たちが経営するコーヒー豆の自家焙煎店が担うことになるのだと思います。
それは、オートメーション化された大工場で大量生産されたコーヒー豆を、営業社員の人海戦術を駆使して販売するという営業力・販売力に依存する経営(属人営業)の終焉を意味するはずです。
もうそろそろ、日本のコーヒー業界にも、マーケティングの時代が到来する頃だと思います。
もしかしたら、ここ日本で、外資系コーヒー企業に対抗できるのは、若き日本のマイクロロースターの経営者たちなのかもしれません。
というよりも、日本経済復活のためにも、若きマイクロロースターの経営者たちが頑張る必要があるのだと思います。
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