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珈琲社会学

独断と偏見による、珈琲と食に関するエカワ珈琲店流の考察

ブックカフェで平和なひと時を

海外事情

1965年、白人中心のローデシア共和国が独立を宣言しましたが、その人種差別的政策が世界中から非難されて、1980年に現住民族主体のジンバブエ共和国に体制が変更されました。

 

しかし、その後、白人政権に対する抵抗運動の担い手だった初代首相の独裁が続き、権力に固守する初代首相の政治と経済政策によって、アフリカ有数の経済力を誇っていたジンバブエ経済が、ものすごいインフレに襲われ破綻してしまいました。

 

ジンバブエ独裁政権に対する世界各国、特に、ヨーロッパ諸国からの非難の結果、2009年2月、独裁体制から脱皮して与野党連立政権が樹立されました。

しかし、独裁政権の中心にいた初代首相が大統領として残っており、旧宗主国イギリスは、「大統領が退陣しない限り意味がない」と主張しています。

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そのジンバブエで第2の人口を誇る都市ブルワヨの喫茶店、「Indaba Book Cafe's」の話題をWorld Coffee Newsが報じています。

「Indaba Book Cafe's」は、ブルワヨ市の治安の良い地域に立地していて、トラベルガイドから小説まで、子供から大人まで、あらゆる年齢層、より多くの人たちにアピールする書籍をコレクションしています。

 

来店したお客さんは、コーヒーやスナックを注文します。

そして、牧歌的な音楽を聴きながら、新聞を読んでニュースについて考えながら、あるいは、お気に入りの本を読みながら、リラックスした気分を味合うことができます。

 

「Indaba Book Cafe's」の特徴は、豊富な書籍や新聞、それとリラックスした雰囲気だけではありません。

ハンバーガー、スナック類、デザート類と、朝食のメニューも豊富に揃っています。

風味が良くて健康的な、手作りの食事や飲み物を提供しています。

 

何世紀にも渡って、有名な作家や芸術家・知識人たちは、コーヒーと空間を売る喫茶店にて、本を読んだり、物事を考えたり、書き物をしてきました。

ジンバブエの「Indaba Book Cafe's」も、この喫茶店の伝統を継承しているのかもしれません。

 

暴力と貧困が蔓延しているジンバブエでも、喫茶店らしい喫茶店が存在していて、そのような喫茶店を利用することのできる幸せな人々も存在しているのだと思います。

でも、そのような幸せな人たちは少数で、大多数が貧困の中で暮らしているから、発展途上の国ということになるのだと思います。

 

考えてみれば、貧困にあえぎ餓死する人たちの存在する国のほとんどは、権力に執着する独裁者や独裁的な既得権益集団によって統治されている国です。

その国の人々を不幸にする存在、それが独裁者や独裁国家を支えている既得権益集団なのかもしれません。

 

【この記事は、2011年6月26日に投稿した記事を再掲載しています】

 


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