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珈琲社会学

独断と偏見による、珈琲と食に関するエカワ珈琲店流の考察

第4の波(Fourth Wave Coffee)とマルチロースター・モデル(Multiroaster Model)

海外事情

第2次世界大戦が終了して、平和が訪れ、アメリカのコーヒー文化は絶頂期を迎えました。

それが、1900年代の初めごろから続いているアメリカ・コーヒーマーケットの第1の波の最盛期でした。。

第1の波の時代のコーヒーといえば、ブラックコーヒーです。

1946年のアメリカ人一人当たりのコーヒー消費量ですが、約48ガロンだったと記録されています。

 

1960年代、1970年代と、コーヒーの消費量は減少を続けます。

1980年代、スターバックスに代表されるシアトル系コーヒーショップの挑戦が始まります。

アメリカのコーヒーマーケットに訪れた第2の波の始まりです。

エスプレッソコーヒーをベースとするカフェラテという名称のコーヒー飲料が、アメリカだけでなくて全世界に知れ渡りました。

 

伝統的に喫茶店(コーヒーショップ)で使用されるコーヒー豆ですが、2つの方法で調達されてきました。

1つ目の方法は、自店・自社で焙煎したコーヒー豆を、自分たちのコーヒーショップ(喫茶店)で提供するという方法で、その最も大きな事例がスターバックスです。

2つ目の方法は、1つのロースターを選別して、そのロースターからのみコーヒー豆を仕入れる方法で、街中の小規模な独立系の喫茶店が、スタンプタウンやカウンターカルチャーなどの独立系のロースターからコーヒー豆を仕入れるという方法です。

 

独立系のロースターからコーヒー豆を仕入れる喫茶店・レストランが増加したことで、アメリカのコーヒーマーケットに第3の波が発生したのだと思います。

21世紀に入ってからの10年、コーヒーマーケットに訪れた第3の波によって、アメリカの消費者のコーヒーの飲み方ですが、マニアックな方向へと変化して行きました。

マニアックなコーヒーのもろもろについて、消費者を教育するという色彩が強いのが、コーヒー第3の波の特徴なのかもしれません。

 

そして、現在、アメリカのコーヒー文化に第4の波(Fourth Wave Coffee)が始まろうとしています。

コーヒー店のスタッフが、自信過剰(上から目線/ウンチク過剰)ではなくて、謙虚な気持ちで最良の技術・技能を駆使して消費者と接するという新しいコーヒー文化が始まろうとしています。

コーヒーの消費が過飽和状態にあるかもしれないということで、それを乗り越えるための試みが始まっています。

その一つが、Multiroaster Model(マルチロースターモデル)の試みです。

 

限られたロースターからのみコーヒー豆を仕入れるのではなくて、幾つかのロースターからコーヒー豆を仕入れて、消費者に選択してもらうことを売り物にする喫茶店が、まだ僅かですが登場して来ています。

マニアックなユニークさに、消費者重視をプラスした喫茶店が注目を浴びつつあるのが、コーヒー第4の波(Fourth Wave Coffee)なのかもしれません。

 

なお、行きつけの喫茶店で、月曜日はスタンプタウンの○○農園のコーヒーを、火曜日はインテリジェンシアの○○農園のコーヒーを、水曜日は地元のロースターの○○農園のコーヒーと、消費者が生産者と焙煎者を選択して、熟練のバリスタにコーヒーを注文することができるモデルのことを、マルチロースターモデル(Multiroaster Model)と表現するみたいです。

アメリカのマルチロースターモデルでは、その喫茶店で、その喫茶店が採用しているロースターや自家焙煎店のコーヒー豆も購入できるみたいです。

 


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