コーヒー豆自家焙煎店探索(下書き)

インターネットでコーヒー豆自家焙煎店に関する情報やコーヒーロースターの情報などを収集して、それを記録しています。

Kapiti Coffee Company/カピティ・コーヒー・カンパニーの成功物語

2011年の8月、ニュージランドのコーヒー豆焙煎屋さん「Kapiti Coffee Company/カピティ・コーヒー・カンパニー」の成功物語の記事を、ネットサーフィンで見つけて読みました。

2010年の12月に、お父さんと息子さんの2人で起業したコーヒー豆の焙煎屋さんが、それから7ヵ月後の7月には、月間400キログラムの焙煎コーヒー豆を販売するようになったという成功物語です。

 

「Kapiti Coffee Company(カピティ・コーヒー・カンパニー)」は、お父さんのWarwick Halcrow(ワーウィック・ハルクロウ)さんと息子さんで営む家族営業のコーヒー豆の焙煎屋さんです。

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Warwick Halcrow(ワーウィック・ハルクロウ)さんは、以前、数年の間、Waikanae(ワイカナエ)のBarista Boys coffee(バリスタ・ボーイズ・コーヒー)で働いていたことがあります。

 

コーヒー豆焙煎加工業の将来性に注目した彼と彼の息子は、高品質のコーヒーを取り扱う「Kapiti Coffee Company」を、カピティ地区ホロフェヌアで起業しました。

カピティ地区には、地域密着型のコーヒー豆焙煎企業が存在していなかったので、この地で起業することにしたとのことです。

 

「Kapiti Coffee Company(カピティ・コーヒー・カンパニー)」は、起業から7ヶ月で、月間400kgのコーヒー豆を販売するようになりました。

販売先は、カフェやコーヒーカート、自分たちの店やその他の場所で、地元のコーヒー需要を取り込んでいます。

 

Warwick Halcrow(ワーウィック・ハルクロウ)さんは、ニュージーランドを訪れる誰もが、この国のコーヒー業界が供給するコーヒーの品質にビックリしているわけですから、ニュージーランドのコーヒー産業は、これからも、爆発的に成長して行くだろうと考えています。

家族経営の「Kapiti Coffee Company(カピティ・コーヒー・カンパニー)」は、父親と息子の業務分担がはっきりしていて、父親はビジネス戦略を、息子はコーヒー豆の焙煎を担当しています。

 

「Kapiti Coffee Company(カピティ・コーヒー・カンパニー)」は、地域密着型の経営をモットーとしているので、地域ブランディングに焦点を当てるマーケティング戦略を採用しています。

そして、2011年7月の段階では、「不景気何か関係無い」と言っていますが、経費削減の方法も考えているようです。

 

日本のエカワ珈琲店ですが、1989年に自家焙煎コーヒー豆の小売業を開始した頃、僅か1年で月間500kgのコーヒー豆を販売するという急成長を経験しています。

販売先は、自分たちの店舗と和歌山市とその周辺のオフィスでした。

でも、相当な安売りでしたから、それほど儲けられなかった記憶が残っています。

 

「Kapiti Coffee Company(カピティ・コーヒー・カンパニー)」は、高品質のコーヒーということですから、安売りでは無くて、それなりの価格で販売しているのだと思います。

おそらく、必要十分な利益を確保しているのだと思います。

 

「Kapiti Coffee Company(カピティ・コーヒー・カンパニー)」は、地域密着商売を実践することで、地域の飲食店・食料品店へのコーヒー豆卸需要を獲得して急成長をしました。

そして、2015年の現在も、経営は順調に推移しているようです。 

 

日本のエカワ珈琲店は、コーヒー豆の焙煎加工を開始してから、僅か1年間で月間500㎏を達成したのですが、その後は「鳴かず飛ばず」で、業績は下降線を描き続け、2015年の現在では、全盛期の30~40%の焙煎コーヒー豆販売量となっています。

 

Kapiti Coffee Company(カピティ・コーヒー・カンパニー)とエカワ珈琲店、何が異なっているのだろうかと考えました。

ニュージーランドでは地域密着商売が通用して、日本では通用しないという理由があるのだと思います。

 

おそらく、ニュージーランドには、大量生産・大量消費型の大手コーヒー企業が存在していないか、存在していても、その力が弱いのだと思います。

日本では、強力な力を持つ大手コーヒー企業が存在していて、都会ではともかく、地方の町では、小規模なコーヒー豆の焙煎屋の地域密着商売が、なかなか成り立たないのだと思います。

 

2015年の現在、日本でもサードウェーブコーヒー現象が話題になっています。

大手コーヒー企業の存在感が強い日本で、なかなかサードウェーブコーヒー現象の定着は難しいのかもしれません。

 

でも、もしサードウェーブコーヒー現象が日本で定着するとするならば、その時には、間違い無く大手コーヒー企業の存在感は希薄になっているはずです。

大手コーヒー企業との競合で敗北感を味わい続けてきて、大手コーヒー企業に対して不快な感情を持っているエカワ珈琲店は、その日がやって来るのを楽しみにしているのですが・・・。

 


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