スペシャリティーコーヒーという言葉は、1974年、サンフランシスコでコーヒー会社を経営しているエルナ・クヌッセン(Erna Knutsen)女史が、「ティー&コーヒートレイドジャーナル」の特集記事で使用したのが最初だと、ウィキペディアのSpecialty coffeeは伝えています。
(パナマのフェルナンデス農園/coffee network より引用)
アメリカスペシャリティーコーヒー協会は、コーヒー豆のカップ評価を100点満点で採点する評価基準を設定して、カップ評価で80点以上の点数を獲得したコーヒー豆をスペシャルティーコーヒーと呼ぶと規定しています。
スペシャリティーコーヒーの持つ素晴らしい香味は、コーヒー豆の生産活動に従事する生産者の努力と、購入者の正当な評価という共同作業によって作り出されるとする考え方が、世界的に主流となっています。
アメリカでのスペシャリティーコーヒー市場占有率ですが、4分の1世紀の間に、1%から20%へと急拡大しています。
日本でもスペシャリティーコーヒーの消費量は増え続けていて、世界第4位のスペシャリティーコーヒー消費国になっているそうです。
ちなみに、エチオピア、ケニア、コロンビア、パナマ産のスペシャリティーコーヒーは、高評価を得ていると言われています。
スペシャリティーコーヒーの生豆を手に入れる方法として、生産地の農場から自力で直接購入する方法や、幾つかの珈琲屋が共同で購入する方法が知られています。
しかし、エカワ珈琲店のような小規模零細の珈琲屋は、そのどちらの方法で調達するのも無理です。
エカワ珈琲店は、主として総合商社の㈱兼松が輸入するスペシャリティーコーヒー豆を購入しています。
アメリカでも日本でも、商社が輸入したスペシャリティーコーヒー豆を珈琲豆焙煎屋が購入するという調達方法が主流になっているようです。
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