数年前の今頃、まだ、喫茶店経営に幻想のようなものを持っていました。
若い頃、喫茶店に入り浸りだった団塊の世代がリタイアして、自分のための時間を有り余るほど持つようになるとき、きっと、彼ら・彼女らは、喫茶店に帰ってくると考えていたわけです。
しかし、そのような夢のような話なんて、まず有り得無いと現在は考えています。
よくよく考えてみれば、団塊の世代は忙しくて時間がなくて、喫茶店から遠ざかったのではなくて、喫茶店を利用する必要性を感じないから、喫茶店を利用しなくなったのだと思います。
団塊の世代が青春を謳歌していた時代、コーヒーは特別な飲み物でした。
21世紀の現在、コーヒーは日本茶などと同じで、ごくごく日常的な飲み物になっています。
家庭で。オフィスで、レギュラーこーひーを日常的に飲んでいるのですから、コーヒーを飲むためだけに喫茶店を利用することは、まず有り得無いと思います。
ですから、昔ながらの何の特色もない喫茶店に団塊の世代が戻ってくるとは、どうしても考えられません。
喫茶店も時代に合わせて変化していかなければ、生き残れないのではと思っています。
(2008年10月16日の書いた記事です)
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