日本で最初の喫茶店

1988年、日本初の本格的な喫茶店『可否茶館』が、東京下谷西黒門前、御成道警察署の南隣に、鄭永慶によって作られました。

 

1988年4月13日に開店した『可否茶館』は、約2000坪の敷地に建つ西洋風の洋館で、国内や海外の新聞・雑誌・書籍の閲覧室や、50人が集合できる「サロン」や、「更衣室」・「玉突台」があり、碁・将棋・詩吟・歌会もできるようになっていたそうです。

 

当時の上流階級の社交場、「鹿鳴館」に対する反骨精神から、鄭永慶が中産階級や若い世代のための「社交サロン」として開店した『喫茶店』が、『可否茶館』です。

しかし、「珈琲1杯、1銭5厘」・「ミルク入り珈琲、2銭」という値段では採算に乗るはずもなく、可否茶館は失敗してしまいました。

 

その後、再起をはかるべく、アメリカに渡った永慶は、異郷の地シアトルで、1895年7月17日、35歳の若さで病没したと伝えられています。