コーヒーショップ考

1980年代、最盛期の喫茶店の店舗数は約16万店舗で、焙煎業者の名前の入った看板を掲げた均質化した個人経営の喫茶店が、街のあちこちに存在していました。

その個人経営の喫茶店ですが、コーヒーショップチェーンの台頭などが原因で減少傾向が続いていて、2009年の時点で、最盛期の半分、約8万店舗にまで減少しています。

 

個人経営の喫茶店とは反対に、企業が経営する低価格型コーヒーショップや高価格型コーヒーショップの店舗数は、増加傾向にあるということです。

 

マクロの世界では、確かにそうです。

だけど、まだ8万店舗もの喫茶店が残っているのですから、個人経営の喫茶店に対する需要が無くなってしまったとは、どうしても考えられません。

 

低価格型コーヒーショップというのは、価格訴求の強い低マージン・高回転型の商売です。

この場合、価格は十分に安くなっていますから、競合は、付帯サービスでの競争ということになります。

サービスの質を上げれば、商品の価格にもはねかえってきます。

 

そうすれば、技術革新によって、新しいサービスをより低価格で提供するチェーンが現れれば、古いチェーン店は、市場から追い出されてしまいます。

ようするに、弱肉強食のすさまじい競争社会です。

 

個人経営の喫茶店が、そういう市場に入っていって、大手のチェーン店と競合するなんて馬鹿げた話です。

上手く行くはずが無いわけですから、絶対に、競合を避ける必要があります。

 

 高価格型のコーヒーショップというのは、客層によって、繁盛する・しないが決まってしまいます。

事業会社の経営する高価格型のコーヒーショップの場合、個人店と違って、常に成長を続ける必要があります。

成長を続けようと思えば、客層の幅を広げなければなりません。

 

 客層の幅を広げれば、初期の頃のお客さんは徐々に少なくなって行き、最終的にはお客さんが入れ替わってしまいます。

その段階で、必然的に高価格型コーヒーショップの成長が止まってしまいます。

 

 個人経営の喫茶店の営業目的は、第一に、生活の糧を得ることにあります。

生活さえ成り立てば、店主の好みの客層のみをターゲットにした商売が可能です。

 

昔ながらの喫茶店の競合相手ですが、チェーンの喫茶店(コーヒーショップ)だけではなくて、ファミリーレストランやファーストフードのチェーン店とも競合状態にあります。

 ファーストフードのチェーン店では、若い人たちだけでなくて、相当に年配の人たちも、新聞を読みながらコーヒーを飲んでいるわけです。

 

そのような時代ですから、これからも、個人経営の喫茶店は、その数を急激に減少させ行くのだろうと予測しています。

おそらく、個人経営の喫茶店で生き残れるのは、「喫茶店商売が大好き」という店主の経営する店だけだろうと考えています。

 

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