1980年代、個人経営の喫茶店が全盛だった時代、喫茶店の商圏人口は800人くらいだと言われていました。
日本全国どこに行っても、ちょっと探せば喫茶店が存在していて、同じような店の作りで、同じような値段の同じような商品・サービスが提供されていたわけです。
同質化してしまって、ありきたりで、誰もが簡単に営める商売になってしまった喫茶店は、個人経営では儲けられない商売になって行きました。
その後、喫茶店需要は喫茶店だけのものでは無くなってしまって、飲食業界全体に分散してしまって、個人経営の喫茶店の衰退がはじまって、21世紀に入ってからも、その衰退現象が継続しています。
そこで、個人経営の喫茶店にも、何か活路がないものだろうかと考えてみました。
個人経営の喫茶店の衰退現象は、喫茶店の同質化によって始まったのですから、異質化することで活路を見出すことができないだろうかと考えるわけです。
同質化するとという事は、資源力・資本力の勝負となるわけですから、そのような弱肉強食的な市場で、個人経営の喫茶店が生き残るのは至難の業です。
喫茶需要のボリュームゾーンについては、資源力・資本力のある事業者たちに任せることにして、個人経営の喫茶店は異質化の道を模索するしか、生き残りの道が残っていないと考えたりしています。
もし、このブログ記事の著者が喫茶店商売を営むならば、喫茶店商売やコーヒーにのめり込んで、わが道を行くという経営手法を採用することになるだろうと考えています。
喫茶店商売やその商品であるコーヒーを、ものすごく好きになってのめり込むことなくして、何とか生き残る方法など考えつきません。
何はともあれ、資源力・資本力のある喫茶店経営者の物真似をしても、個人経営の喫茶店が喫茶店需要のボリュームゾーンで生きて行くことは、まず無理だろうと考えています。
2008年の秋頃は、そのように考えていました。
5年後の2013年の秋も、そのように考えています。
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