コーヒー豆自家焙煎店探索(下書き)

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日本の喫茶店とアメリカの喫茶店

日本の喫茶店業界は衰退を続けていて、アメリカの喫茶店業界は活況を呈しています。

なぜ何だろうと、ずっと、考えているわけです。

 

その理由の一つとして、商圏人口の違いがあるのかもしれません。

日本の喫茶店がものすごく元気だった1980年頃、日本の喫茶店の商圏人口は800人といわれていました。

現在、活況を呈しているアメリカの喫茶店の商圏人口は1万人だとされています。

 

昭和の時代、コーヒーといえば、喫茶店だけで売っている高級な飲み物でした。

だけど、商圏人口800人の市場で、コーヒー中心の商売が成り立つはずがありません。

喫茶店が飲食コンビニエンス化することで、商圏人口800人でも商売が成り立っていたのだと思います。

 

利益率が高くて手間隙かけずに提供できるのがコーヒードリンクですが、食事メニューだと利益率が悪くなります。

手間暇も必要になります。

 

そして、1990年頃ともなると、コーヒーは、職場でも、家庭でも、飲食店でも、どこででも、低価格で、あるいは、無料で飲める普通の飲料となっていました。

コーヒーを取り巻く環境が変化しているのに、商圏人口800人の商売を営んでいるから、喫茶店の衰退が続いている可能性もあるわけです。

もしかしたら、ここ日本でも、喫茶店の商圏人口は、アメリカと同じくらいの1万人なのかもしれません。

 

アメリカの喫茶店市場ですが、家庭や職場だけでなくて、至る所で、誰もが低価格か無料のコーヒーを飲むのが当たり前の環境のもとで成長してきました。

そのような環境のもとで喫茶店商売が成り立つ条件が、商圏人口1万人なのかもしれません。

 

1996年、スターバックスが日本の喫茶店市場に進出してきました。

そして、僅か数年で、日本の喫茶店市場を席巻してしまいました。

日本の喫茶店の大半は商圏人口800人の商売を営んでいたので、商圏人口1万人の喫茶店市場は無風状態にあったのだと思います。

 

商圏人口800人の喫茶店市場は、これからも衰退を続けて行く可能性が高いと思いますが、商圏人口1万人の喫茶店市場は、アメリカの喫茶店市場を観察していると、まだまだ成長する可能性があるように思います。

 

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