珈琲ブログ

コーヒー豆自家焙煎店経営歴30年の珈琲屋が、珈琲稼業の世界を案内しています

 

 

スタバから可否茶館へ

 

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アメリカでの話しですが、スターバックスの業績が落ち続けているということです。
アメリカが市場主義の時代となって、アメリカの人たちが異常に働き出した時期に出現して、まったたく間にアメリカ国内を席捲して、その後、日本を始めとして、世界中の経済的に豊かな国々に店舗展開をしてきたのがスターバックスです。

 

スターバックス 輝きを取り戻すためにこだわり続けた5つの原則

スターバックス 輝きを取り戻すためにこだわり続けた5つの原則

  • 作者: ジョゼフ・ミケーリ,小川敏子
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2014/09/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スターバックスですが、コーヒードリンク主体のセルフサービス型喫茶店であることは間違いありません。日本のフルサービス型の喫茶店と違って、洗練されていて効率的な喫茶店です。

でも、考えて見れば、1970年代の日本で流行ていた珈琲専門店も、当時としては、1960年代型の古いタイプの喫茶店と比べると、ものすごく効率的で洗練された喫茶店だったわけです。

 

その珈琲専門店が日本国内を席捲していた時代ですが、日本の経済が絶好調だった時代です。その後、日本ではバブル景気が崩壊して、景気の悪い時代がやって来たわけですが、その日本の景気にあわせるかのように、珈琲専門店も衰退して行ったわけです。

アメリカのスターバックスも、アメリカ経済が絶好調だった時代にアメリカ国内を席捲して、アメリカ経済が下降局面にある現在、業績を落とし続けているわけですから、何となく、日本の珈琲専門店の盛衰と似たものを感じてしまいます。

そのアメリカの喫茶店事情ですが、スターバックスの業績は落ち続けているのですが、独立系で個店タイプの喫茶店の業績が伸びているということですから、喫茶店に対する需要が減少しているわけではなくて、お客さんが好む喫茶店のタイプが変化しつつあるということだと思います。

 

で、独立系で個店タイプの喫茶店の店内の映像を見ていて、同じ価値観を持つ人たちの『たまり場』的な感じを受けたわけです。
  ↓  ↓  ↓

キック・バッツ・コーヒーの「店舗紹介」のページ

この店の映像を見ていて、日本最初の喫茶店『可否茶館』も、もしかしたら、このような雰囲気を、もっと優雅にした感じの店だったのではと思ったりしました。

アメリカの喫茶店需要ですが、スタバタイプの喫茶店から可否茶館タイプの喫茶店へと、徐々にですが、消費対象が移りつつあるように感じています。

 

話はかわりますが、可否茶館の経営者だった鄭永慶は、その経営で大損をしてしまって、再起を図るべくアメリカに渡り、異郷の地シアトルにて35歳の若さで病没してしまいました。

【参考にさせて頂いたブログ】

「なぜスタバはダメになったのか」-だから問題は・・・

 

 

それから10年が経過して(2017年12月記)

コーヒー第3の波(サードウェーブコーヒー)の活躍で、街角コーヒー需要の先端部分を奪われて低迷していたスターバックスコーヒーですが、その後、シュルツ氏が現場に復帰して改革を断行した結果、業績が急回復して行き、2010年代に入って再び成長街道を走り始めて現在(2017年)に至っています。

街角コーヒー需要の幅を広げる戦略が、功を奏したのだと思います。